歯って健康な時にこそ気を使うべき<体験談>

歯周病ってよく耳にしますが、どのような状態が歯周病かというと分からない方は多いと思います。
例えば歯周病学会などが発表しているものでは、起床時口の中がネバつく・歯ブラシの際に出血がある・口臭が気になる・歯肉のかゆみや痛み・歯肉の赤い腫れ・固いものが噛みにくい・歯が長くなった気がする・出っ歯、歯の隙間などができ食べ物がはさまるといった8項目のうち、3項目が当てはまれば予備軍、6項目当てはまれば歯周病が進行している状態、8項目すべてが当てはまる場合は歯周病に症状がかなり進行しているというセルフチェック項目があり、目安となるものがでております。
私はこの項目で6項目に当てはまってしまったので、早速歯医者に通うことにしました。歯医者さんの説明による歯周病はというと、それは恐ろしくなる話でした。歯周病とは歯と歯ぐきのすきま、これを歯周ポケットというそうですが、そこから細菌が侵入し、歯肉に炎症を起こす、さらに歯を支える骨というものがあるそうですが、その骨を溶かしてグラグラにしてしまう病気を指すそうです。
私は痛みもなかったので、そこまでひどいとは思っていなかったのですが、歯周病には痛みがないそうで、知らぬうちに進行し歯が抜けてしまうこともあるそうです。
私の場合も歯磨きが不十分で、かなりのプラーク(歯垢)や歯石がたまっていて、プラークに1mgに1億個も含まれているという細菌が毒素を出し、それが歯肉の炎症や腫れ・出血を引き起こしたのだそうです。まあ簡単に言えば歯磨きが不十分であったということです。私は子供の頃から虫歯が多く銀歯も結構あるのですが、それもプラークを付着しやすい原因となっていたようです。
私の場合、治療としては歯周病が進行しすぎた所は抜歯し、その他は歯石除去とかみ合わせの修復である程度を治し、その他で歯周ポケットが残っており、再発の恐れのある歯に関しては歯槽骨の形の修正や歯周ポケットを減らすという歯周外科治療を行いました。
しかし結局のところ、歯周病にならないためには適切な歯磨きは必須であり、それはブラッシング指導をしてもらいながら行っており、また定期的に歯医者に行って歯石をとってもらうなどしてます。
こんなに手間がかかる病気、歯周病になる前に、しっかり歯磨きをして、健康なうちにだからこそ定期的に歯医者に通ってメンテナンスを行っておけばよかったと思っています。

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