歯周病は薬で治る?

歯周病とは、歯と歯茎の境目に付着したプラークや歯石の中の細菌が原因で、歯茎と歯茎の中の骨に炎症を与え歯茎や骨を溶かす病気です。

歯石は固く、歯ブラシで取り除くことはできないため、セルフケアでは限界があります。
歯医者さんで歯石を除去しながら、ご自身で歯ブラシをしっかりして口の中を常に汚れのない綺麗な状態にしていくことで、歯茎の状態を改善させていきます。

しかし、重度の場合それだけでは、改善は難しい為、歯茎を切って外科的な治療を行っていきます。
歯茎を切るということは、傷を作ってしまうため負担が少なくありません。

なので、最近では外科処置だけでなく、汚れ取りと並行して、歯周病内科という薬を服用する治療方法があります。
服用する薬は、ジスロマックとファンギゾンシロップが一般的です。

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■ジスロマックとは?

ジスロマックとは、アジスロマイシンという抗生物質です。
1日1回2錠を3日間飲み続ける事で、7日間効果が持続します。
歯周病菌に対して、強い抗菌作用があります。

またこの薬は、歯周病だけでなく、肺炎や気管支炎、喉の腫れや中耳炎など、細菌が原因で起こる化膿性の炎症にも効果があります。
また、副作用が少ない薬ですので安心して服用することができます。

■ファンギゾンとは?

ファンギゾンとは、シロップの薬で、カビを死滅させる効果があります。
歯周病でカビ?と思うかもしれませんが、歯周病菌は、カビがほとんどです。

このシロップは、通常の歯磨きの後に、歯ブラシにつけて、歯茎をマッサージするようにしてブラッシングします。
なるべく歯と歯茎の境目、間に入るようにたっぷりつけましょう。

付けた後は、30分はうがいをしないように薬を浸透させます。
飲み込んでも問題ありませんが、味は良くないので吐き出しても良いです。

個人差はありますが、1週間程度で効果が出てきます。

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■歯周病内科のメリット

薬を使った歯周内科治療のメリットは、外科処置をしないため歯茎を傷つけることなく治療を進めることができることです。

また、外科処置は1度の治療でアプローチできる部位には限界があります。
全額的な治療が必要な場合、治療回数は10回程度はかかってしまうでしょう。
それに比べて歯周内科は、1度で全顎的なアプローチが可能な為、治療回数が少なくてすみます。

■歯周病内科のデメリット

今までの話を読んでいると、歯周内科はデメリットなどないように感じるかもしれませんが、実は、デメリットもあります。

抗生剤であるジスロマックは、何度も定期的に服用すると耐性菌という薬が効かない菌が増えてしまい、だんだん効果が出なくなってしまうのです。
また、この治療方法は保険が適用されませんので、保険外となり治療費が高額になってしまいます。

これは、外科治療にもいえることですが、薬を服用するだけでは満足な効果は得られません。
毎日の歯磨きをしっかりして、原因であるそもそもの細菌を付着させないことが大前提にあります。

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■まとめ

歯周病治療には、歯周内科という以上の治療方法があります。
とても効果のある治療方法ではありますが、デメリットもあります。
また、自己判断での薬の服用は禁物です。

まずは、歯医者さんで歯周病の検査をしてもらいましょう。
また、治療後も再発しない為に定期的に歯医者さんに通いケアを行っていくとこが大切です。

適切な治療とケアで、歯周病を治療してください。

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