銀歯はもう古い!次第に使われなくなりつつある銀歯。

一昔前の虫歯治療と言えば、歯のう蝕部分を全て削り取り、金銀パラジウム合金でできたいわゆる銀歯を、虫歯を削った部分にぴったりと合うように加工して取り付けるものでした。
ですから、大きな口を開けたら多くの人たちで銀歯が目立っていたものです。

しかし、近年では銀歯は次第に見かけなくなりつつあります。
これはなぜでしょうか?
この機会にぜひとも銀歯について知りましょう。

<関連記事> 歯周病予防・口臭予防の薬用マスティック&アロマの効果は?口コミ・評判は?

■銀歯は実はよくない素材だった!

銀歯は金銀パラジウム合金という素材で作られます。
この金銀パラジウム合金は硬いので硬いものを噛んでもまずは割れる心配がないことが利点です。
また、加工もしやすいため銀歯の素材として用いられてきました。
この利点を除けば銀歯には様々な欠点があります。

一昔前は代替素材もなく、選択肢としては銀歯がほとんどでした。
金銀パラジウム合金の合金とあるので様々な金属が入っていますが、この様々な金属の内のどれかに対して金属アレルギー反応が出てしまう人がいる可能性があります。
身体に湿疹ができたので内科や皮膚科の診療でアレルギー反応を調べてみると金属に対して強く出ました。
しかし、ピアス等のアクセサリは全くしておらず、金属に対してあまり接触もしていないにもかかわらずです。
こういったケースを詳細に調べてみると、原因は銀歯の金銀パラジウム合金由来であった、ということが多くあり、銀歯はアレルギーをもたらす可能性があると認識されました。
もちろん、アレルギーは個人の体質によるものなので、金属アレルギーが出ない方は出ません。

しかし、現在銀歯を使用されており慢性的に湿疹等にお悩みでしたら、もしかしたら銀歯アレルギーの可能性がありますので、内科等で一度金属アレルギーについて調べてみるといいと思います。
アレルギーの検査はサンプルとして血を少々抜くだけで数日後には結果が出ます。

<関連広告>薬用ホワイトニング歯磨きジェル【ビースマイル】

■歯と銀歯の密着性の問題や、二次虫歯のリスクも

歯と銀歯の密着はあまりいいとは言えず、よくキャラメルなどを食べたら銀歯が取れたという話も聞きます、というかこの件に関してはむしろ経験された方も多いかもしれません。

銀歯を入れる際は、銀歯がしっかりと固定されるように歯をそれなりに大きく削らなければならず、歯の一部を大きく失う治療でもあります。
永久歯は人生で一度きりの大切な歯です。
それを大きく失うのはその後の歯を失うリスクにつながりかねませんし、象牙質を大きく削ってしまうと神経に近くなり知覚過敏を起こしやすくもなってしまいます。

また、銀歯を入れた部分の密着面から虫歯が出来たという二次虫歯(二次カリエスとも)をもたらすとも言われており、多くの歯科医院では銀歯を用いないようになりつつあります。

■まとめ

いかがでしたか?

銀歯は歯の詰め物としての硬さや加工のしやすさに関しては使い勝手が良かったため、以前より多く使用されてきました。
また、現在銀歯は保険が効く治療法なので、安価にできる虫歯治療と言えば銀歯になってしまいがちですが、現在は様々な素材が出てきており、様々な素材の詰め物が提案されつつあります。

<関連広告>[薬用マスティック&アロマ」が口臭・歯周病対策になる訳は?



トップへ戻る