口臭の種類とその特徴

一口に口臭と言っても、実は様々な種類があります。
今回は、口臭の種類と特徴についてご紹介いたします。
口臭が気になっている方は、ご自身の口臭の原因を見極め、口臭対策を行う際の参考にしてください。

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■食べ物や嗜好品などを摂取した時

ニオイのきついニンニクやニラ、ネギなどを食べたり飲んだりした後に、口臭がきつくなることはよく知られています。
たいていの食事の場合、お口の中を清掃してキレイにするとニオイは消えますので、キチンと歯磨きをすれば問題はありません。
しかしながら、ニンニクなどは食後16時間もの間、ニオイを発し続けるといわれていいます。
ニンニクを食べた後は、お口の中からだけでなく体からもニオイの成分が出てきますので、注意が必要でしょう。

また、タバコや飲酒などでも口臭はきつくなります。
タバコの吸いすぎや深酒は身体にも害を及ぼす場合がありますので、注意してください。

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■生理的口臭(せいりてきこうしゅう)

生理的口臭は人によって程度の差はあるものの、誰にでも起こる口臭です。
また、時間帯やその日の状態によっても、ニオイの強さに変化があります。
生理的口臭の多くは「唾液の不足」によるものです。
唾液には細菌のエサとなる食べカスなどを洗い流す作用「自浄作用」があり、また唾液の成分には細菌を殺菌する酵素などが含まれ、これが「抗菌作用」となっています。
この唾液が不足してしまうと、細菌の増えてしまって増殖しやすくなって、口臭となるガスが作られ続けるのです。

「唾液の不足」は、ストレスや心身の緊張状態などによっても生じますので、生理的口臭を予防するためにも、ストレスや緊張状態を減らすことを心掛けましょう。

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■病的口臭

〇歯周病や虫歯が原因の場合

口臭のほとんどの原因はお口の中にあり、たいていの場合には歯周病や虫歯によって引き起こされています。
歯周病の場合、歯周病菌によってできた歯周ポケットは、細菌が潜む格好の棲みかとなり、「硫化水素」や「メチルメルカプタン」という気体を発生し、この硫化水素は腐った卵のようなニオイやイオウの温泉のニオイに似ていて、メチルメルカプタンは魚の臓物臭のような生臭いニオイがします。
また、虫歯になると歯に空洞ができ、そこに食べカスが詰まりやすくなります。
その食べカスが腐敗する事でニオイが発生されます。
その上、虫歯が段々進んで行くと歯髄の組織が変性し、壊死臭や壊疽臭が出てくるので益々悪臭の原因となります。

〇その他、お口以外の病気が原因の場合

喉の病気:扁桃炎など
鼻の病気:鼻炎・副鼻腔炎など
肺の病気:肺化膿症など
胃の病気:胃炎・胃潰瘍など
食道の病気:逆流性食道炎など
腸の病気:腸炎など
肝臓の病気:肝炎など
腎臓の病気:腎不全など

これらの病気によるニオイは口臭だけではありません。
例えば、腎不全の場合、「おしっこのような口臭」、つまりアンモニア臭がすると言われていますが、それは腎機能の低下により、体内に蓄積したアンモニアが血中に溶け込んで肺に到達し、肺から呼吸とともに排出されることが原因です。
しかも、排出された臭気は、口からだけではなく、つまり口臭としてではなく、鼻からも臭うのが特徴で、その病気が完治するまでニオイが続き、その病の症状の変化と共にニオイも変わって行きます。

こうした病的口臭の場合、本人にニオイの自覚がない事が多いので注意が必要です。
とはいえ、口臭が気になるからといって直ぐに何かの病気と疑ってしまうのも危険だと言えます。
いずれにしても口臭が気になる場合は、一度、口臭外来を受信してみてはいかがでしょうか。

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■まとめ

口臭の種類や特徴には様々なものがあり、日ごろの心身の健康管理とも密接な関りを持っています。
ご自身の口臭の原因が分かったら口臭対策に努めたいものですが、余り必要以上に神経質になる事はないでしょう。
しかしながら、喫煙など、本数を減らしたり止める事で口臭を防ぐ事ができる事については、生活習慣の見直しを考えてみるのも大切な事です。

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