歯周病と歯肉炎と歯周炎の違いとは?知っているようで知らないお口の話

私たちは日常生活の中で、歯が痛くなった時や、口の中がおかしいと思った時に「歯医者」に通います。
その時に先生に「歯肉炎ですね」「歯周病にならないように予防しましょう」といった具合に、「歯周病」「歯肉炎」「歯周炎」といった言葉をよく聞きます。
また、歯医者に行った時だけではなく、最近ではよくニュースやテレビの特番でもよく取り上げられているのを見かけます。
この3つは、同じような病気と思われがちですが、それぞれこんな違いがありました。

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■「歯肉炎」って何?

歯肉炎とは、歯と歯茎(歯肉)が赤く腫れる、また歯を磨く時など歯茎に触れた時に出血する症状のことを「歯肉炎」と呼びます。
自覚症状がなく、歯磨きの時に出血したことで歯医者に行き、わかるというパターンがほとんどです。

歯周病の原因は、プラーク(歯垢)が主な原因となります。
歯肉に形成されているポケット状の部分に歯垢が溜まり、歯肉が炎症を起こし、ポケットが通常よりも深くなった状態になります。

【歯肉炎の予防方法】
歯磨きをしっかりすることで、歯垢は除去できます。これだけでも十分な予防となりますが、歯磨きで歯石を落とすことはできません。歯石も歯肉炎の原因の一つですから、定期的に歯医者に行き、歯石除去をしてもらうことをおすすめします。

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■「歯周炎」って何?

歯周炎とは、歯肉炎が悪化した状態を指します。
歯肉炎が進行し歯周炎となります。

歯周炎になると、歯肉炎の症状に加えて歯を支えている歯槽骨が破壊されていき、自然と歯が抜け落ちていくといった症状が現れます。
更に口臭がきつくなる、歯肉の衰えにより歯自体が長く見える、歯の間に食べ物が詰まりやすいといった状態にもなります。
歯周炎が悪化すると、皆さんがよく知っている「歯槽膿漏」という病気になります。

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■「歯周病」って何?

ここまでの流れで、皆さんもなんとなくお気づきでしょうが、歯周病とは、歯肉炎・歯周炎の最終形態の事を歯周病と呼びます。
歯周炎の状態で歯が抜け落ちた時には、もうすでに歯周病の状態であると言えます。
歯肉炎・歯周炎は歯周病の初期段階であり、歯周病・歯槽膿漏まで進行すると、治療はかなり大変なものになります。

歯周病・歯槽膿漏はもはや生活習慣病の一つでもあり、主に40代の人たちが多く悩まされている病気とも言えます。

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■まとめ

皆さんが同じと思っていたこの病状は、進行状態によって病名が変わります。
歯周病の初期段階が歯肉炎、進行すると歯周炎、悪化すると歯周病といったところでしょうか。
「でも最終的には歯周病になるのだから、同じ病気と思ってもいいのではないか?」と思う人もいるかもしれませんが、自分で予防できるものなのか、歯医者に行かなければ治らないのかだけでも、十分違う病気と言えると私は思います。

歯肉炎の時は歯があるが、歯周炎や歯槽膿漏になってしまったら、歯が残るとも限りません。私たちが生きていく中での楽しみでもある食。
一生の最後まで自分の歯で物を食べたいと思いませんか?
歯を一生大切にしていくためにも、まず歯肉炎にならないようしっかりと歯を磨き、定期的に歯医者で歯石除去をして予防することを心がけましょう。

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