歯学部生が教える!怖くない!虫歯治療の新しい考え方

虫歯の治療と聞いて

嫌な音がするドリルで歯を削るは削る……
歯を抜いてしまう
痛くても我慢

といった怖い治療を思い浮かべた方へ

今は「なるべく削らない・痛くない」治療の時代です!
歯をなるべく温存し、楽に治療できるよう日々歯科技術が進歩しています。

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■MIという概念

近年、歯科治療ではMIという概念に基づく治療が実現されつつあります。

MIとは(Minimal Intervention・ミニマルインターベンション)の略で、「虫歯の治療において削る部位をできる限り小さくする」という考え方のことです。

削る部位が小さければ、治療時間も短いし、痛みも少ないので、MI治療が進歩するほど、私たちにとって楽な治療が増えるということです。
どんどん進歩していってほしいですね!

■どこまで削るの!?

かつては、少しの変色や小さい虫歯でも、がっつり削って銀歯を入れることが主流でした。
歯の健康な部分も容赦なく削られて、痛いし、目立つし、歯科治療はつらいと思うのも仕方ありません。

これでは、歯がもろくなってしまったり、銀歯の下にまた虫歯ができて結果的に歯をもっと削らなければならなかったりといった問題が起きてしまいます。

一方現在では、MIの考えに基づいて治療する歯科医院が増えています。
着色や浅い虫歯は削らず治す、進行を止めるためやむをえなくても、感染したところだけ削って治すといったものです。

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■削らなければいけない範囲を勘に頼らない

従来は、削る範囲を勘に頼っていたため、虫歯菌に感染したところを残すまいと多めに削っていました。
削り残しがあると、そこからまた虫歯になってしまうからです。

しかし、現在では、感染しているところをチェックできる薬品で削る範囲を小さくできるのです。

また、レーザーの力で少しの歯の変化を捉えることもできるようになっているので、虫歯になりかけているところを事前に知って治すこともできるようになりました。

初期虫歯の段階であれば、徹底した歯磨きで歯の再石灰化を促して治すことができます。

■削り方にもMIの概念

以下のような新しい器具・機器によってMIの考えに沿った歯科治療が実現されています。

・MIバー
虫歯はバーで取るのが今も昔も主流です。
このバーはMI治療を実現させるため、形が工夫されています。
表面が小さく奥が広がっている虫歯は、かつては表面を広く削らないといけませんでしたが、このバーだと入り口が狭いままでも奥の虫歯部分を削ることができます。

・カリソルブ
カリソルブジェル(次亜塩素酸ナトリウムと3種類のアミノ酸の混合溶液)によって、虫歯の部分のみを柔らかくして取り除くシステムです。
歯の健康な部分には作用しないのでMI治療を実現できます。

・Er.YAGレーザー
レーザー治療は痛みがなく、このEr.YAGレーザーでは虫歯の部分だけ蒸発させることができます。

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■まとめ

削らないMI治療が提唱されて、まだ間もないにもかかわらず、たくさんの治療法が開発されてきています。
これからどんどん、削らない・痛くない治療が広まっていくはずです。

虫歯の痛み>歯医者の痛み
になるまで放っておくのではなく、定期的に受診し、傷み始める前にMI治療が受けられることが理想です。

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