以前に比べ、インプラント治療は一般的になり、インプラント治療を掲げている歯医者さんも増え、インプラントをしているという方や周りにインプラントをしている人がいるという方も増えてきているように思います。
しかし、保険治療ではないインプラント治療、興味はあるけれど、自分がするとなると不安、どういうものなのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、インプラントとはどんなものなのか、メリットデメリットについてお伝えしていきます。
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■インプラントって?
インプラントとは、人工歯根のことです。
何らかの原因で失った歯をチタン製の人工的な根を骨に埋め、その上に人工の歯をかぶせることで完成するものです。
■インプラントのメリットは?
インプラントには、様々なメリットがあります。
以下で、インプラントのメリットを見てみましょう。
1) 見た目が良い
上にかぶせる人工の歯を白く綺麗なものにするととても見栄えが良くなります。
2) 入れ歯などに比べて違和感がない
固定式である為に、違和感なく自分の歯と同じように感じることが出来る。
3) 他の歯へのダメージが少ない
ブリッジを入れる場合、両サイドの歯を削る必要がありますが、インプラントの場合その必要がありません。
また、ブリッジでは、失った歯を他の歯で支えるために、力を他の歯が負担することになる為、少なからずダメージを受けますが、インプラントは単独なためその心配がありません。
4) 天然の歯と同じようにしっかりと噛む事が出来る
入れ歯の場合、噛む力が天然の歯に比べ非常に弱くなってしまいますが、インプラントの場合は骨にしっかりと固定するため天然の歯と同じように固いものも噛むことが可能です。
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■インプラントのデメリット
以上のように、インプラントには様々なメリットがあるわけですが、しかし、必ずしも良いことばかりだけではありません。
メリットがあれば、デメリットもあります。
1) 費用がかかる
インプラントは、保険外治療です。
自由診療なので歯医者さんが独自に決める事が出来ます。
治療費は様々ですが、1本およそ30万前後くらいでしょう。
2) 治療に期間がかかる
インプラントは、削って埋めるという簡単なものではありません。
骨に穴をあけてそこに人工歯根を埋め込みます。
埋め込んで完成なのではなく、歯根と骨がしっかり結合するのを待つ期間も必要です。
また、その人工歯根の上に人工の歯を入れるのにも何度か工程を重ねて完成します。
その人の骨の状態にもよりますが、一般的には、上の歯が6か月から1年、下の歯が3か月から半年くらいといわれています。
3) メンテナンスにも費用がかかる
インプラント治療は、完成したらそれで終わり、というわけではありません。
その後のメンテナンスが大切です。
インプラントは、天然の歯と同じように歯周病にもなりえます。
しっかりケアをする必要がありますが、保険でのメンテナンスが本来受けられない為、保険外になってしまいます。
そのため、保険での検診に比べて費用が高額になります。
4) インプラント治療は、だれでも受けられるわけではない。
インプラントは、今までお伝えしたように顎の骨に人工歯根を埋め込む治療です。
しかし、顎の骨が十分になければ埋め込む事が出来ません。
また、持病や飲んでいる薬によってもインプラント治療は避けた方が良い場合もあります。
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■まとめ
いかがでしたか?
インプラント治療は、メリットもありますがデメリットもあります。
ご自身に必要かどうか、また受ける事が出来るのかどうか信頼できる歯医者さんにしっかり相談して治療をするかどうか判断することが大切です。
インプラントで失敗しないためにも、ぜひ今回ご紹介したメリットとデメリットを知っておいてくださいね!