歯周病と聞くと、歯茎が腫れて出血したり、歯がぐらぐらしたり、良いイメージはありません。
もし、歯医者さんで歯周病と言われたら？
治療費はいくらかかるのか、何をするのか事前に知っておくと安心です。
今回は、歯周病治療とその治療費についてのお話です。
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■歯周病って？
まず歯周病治療というと何をするのか不安に思う方も多くいらっしゃるかと思います。
歯周病と一言でいっても、程度によって様々です。
歯周病に良く似た歯肉炎という言葉をご存じですか？歯周病の前段階を歯肉炎といいます。
段階としては、歯肉炎→軽度の歯周病→中程度の歯周病→重度の歯周病です。
まずご自身が今どの段階なのか知る必要があるでしょう。
■歯周病治療って何するの？
治療法は、歯周病の程度によって変わってきます。
段階を追ってみていきましょう。
歯肉炎から軽度の歯周病
歯茎周りについた汚れや歯石の付着によって歯茎が炎症している状態です。
歯石を取って歯茎の周りを綺麗にお掃除する処置となります。
中程度の歯周病
歯茎の中にまで歯石が付着して歯茎の炎症が強くなっています。軽度の歯周病の処置に加えて、歯茎の中の歯石や汚れを除去する治療になります。この際、歯茎の中に器具を入れますので、歯茎に麻酔をして処置を進めます。
重度の歯周病
歯周病が進行し、歯を支える骨が溶け、歯と歯茎の隙間のポケットが深くなっている状態です。中程度の治療に加え、麻酔をして、外科処置も行います。歯茎を切って歯の根についた歯石を綺麗に取り除き、また歯茎を縫い合わせてもとに戻します。言葉だけ見るととても怖い処置ですが、麻酔をしますし、痛みはそれほど強くありません。
費用は？(保険の場合)
歯科初診料 600円
再診料 120円
歯磨き指導 330円
歯周病の検査 2000～3,000円
歯石取り 800～1,000円
歯茎の中の歯石汚れ取り 180円(１本)
歯周外科治療 3,000円(１部位)
治療費のトータルとしては、
軽度の歯周病 5,000～10,000円
中程度の歯周病 1～5万円
重度の歯周病 3～10万
これは、保険治療で一般的な3割負担の場合です。
また、通う回数やご自身の歯の本数などによっても少し変わってきますので、きちんと知りたい方は歯医者さんで事前に確認することをお勧めします。
また、歯周病治療は、1回や2回で終わるものではありません。初期の歯周病であれば、歯石を取って、ご自身での正しいセルフケアで早く治すことが出来ますが、中程度、重度になると、順を追って処置をすすめていきますので、気長に治療を行う必要があります。また、ご自身でのセルフケアもとても大切です。また、喫煙もせっかく治療をしても治りにくいといわれています。
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■まとめ
いかがでしたか？歯周病治療とその治療費がおわかりいただけましたか？
やはり、重度になると治療費は高額になってしまいます。早期発見早期治療することが費用も抑えられ理想ですね。
歯周病は、最悪の場合抜歯しなければならない怖い病気です。定期的に歯医者さんへ通うことをお勧めします。また、歯周病治療が終わった後もメンテナンスが大切ですよ。
