口角炎を予防できる効果的な食材とは?

口角炎がおきる原因のひとつは、必要な栄養素の不足です。
何度も口角炎をおこしている人は、食生活を見直してみましょう。
1日3回食事を摂っていても、体に必要な栄養素が不足している可能性があります。
口角炎に効く食材を料理に取り入れるだけで、この疾患の悩みから解放されるかもしれません。

足りない栄養素を補うために、サプリメントを活用してもいいでしょう。
ただしサプリメントを長期間常用すると過剰症をおこす危険があります。
口角炎予防と健康維持のためには、毎日の食事から必要な栄養を摂れる食生活を身につけることがベストです。

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■口角炎の予防と改善ができる食材

口角炎を予防するには、まずはビタミンB群をしっかりと補給することが必要です。
この疾患に悩む人が、とくに意識して摂りたいのはビタミンB2とB6です。

ビタミンB2には、口角などの粘膜を保護する作用があります。
このビタミンは炎症を鎮める効果にもすぐれているので、口内炎になってから、症状改善のために摂っても効果的です。
ビタミンB2を多く含む食材として、レバー、ウナギ、イクラ、タラコ、鶏卵などがあげられます。

ビタミンB6もまた粘膜を守る作用のある栄養素です。
ビタミンB6には肌の免疫力を高め、皮膚を細菌類から守る効果があります。
ビタミンB6を豊富に含む食材は、レバー、赤身の魚、イクラ、ヒマワリの種、ピーナッツなどです

ビタミンB群をバランスよく含む食材として玄米もあげられます。
玄米の胚芽には、ビタミンB1、B2、B6、B12などが含まれています

■食材の栄養素を効率よく摂れる料理

ビタミンB2とB6の両方を効率よく補給するには、レバー料理が最適です。
栄養価がとくに高い豚レバーを使って、レバーカツやレバニラ炒めなどを積極的に食べるようにしましょう。
豚レバーが苦手な人は、くせの少ない鶏レバーの料理からでもビタミンB群を補給することができます。
鶏レバーの生姜煮を小鉢の一品として食卓に加えるといいでしょう。

イクラもまたビタミンB2とB6を同時に摂ることのできる食材です。
栄養価の高い食材なので、少量のイクラからでも十分なビタミンを摂ることができます。イクラの醤油煮を食卓に添えるだけでも日々の口角炎予防に役立つでしょう。

主食の白米を玄米に代えると、口角炎の予防と改善に大きな効果が期待できます。
玄米の胚芽部分には、多様なビタミンB群が豊富に含まれているからです。
玄米が食べにくいときは、精米率をあげた五分づき米でもいいでしょう。
玄米よりも食べやすく、胚芽が十分残っている五分づき米が日々の主食としてお勧めです。

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■ビタミンB群を摂るときの注意点

口角炎に効く食材を毎日摂ることが、このつらい病気を予防するためには欠かせません。
ビタミンB類は水溶性なので、ビタミンB2もB6も体内に長期間蓄えておくことはできないからです。

ただし必要以上にビタミンを摂ることには注意が必要です
ビタミンB2とB6を毎日摂りすぎると、過剰症になることがあります。
成人男子のビタミンB2の1日の必要量は1.2mg、女性なら1.0mgです。
ビタミンB6の場合、成人男子は1.6mg、女性は1.2mgです。
必要量を大きく超えるビタミンB類を長期間摂り続けると、かゆみ、しびれや下痢などの症状がおきる危険があります。

ビタミンB類を豊富に含む食材を意識して摂っていれば、口角炎を防ぐために必要な栄養素は補うことができます。
レバーやイクラなどをたくさん食べたあとで、ビタミンB2とB6をサプリメントでさらに摂る必要はありません。
食事が不規則で十分な栄養が摂れないときに、サプリメントを活用するようにしましょう。

■まとめ

口角炎はビタミンB2とB6の不足でおこる疾患です。
毎日の食事内容を見直し、口角炎に効く食材を意識して摂ることで、この病気の予防と改善ができます。

ただ過剰症の心配があるため、ビタミンB群の摂りすぎには注意が必要です。
ビタミンB2とB6はできるだけ食材から摂りましょう。
サプリメントは必要に応じて慎重に使うことが大切です。

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