歯茎から血が?!歯肉炎のうちにセルフケアで治そう!

歯磨きの時、歯ブラシに血がついていた、口をゆすぐと血が混ざっていた、ということはありませんか?
歯茎からの出血は、歯周病の初期症状である歯肉炎のサインのひとつ。
早い段階でしっかりセルフケアすれば、本格的な歯周病に進行するのを防ぐことができます。
今回は、この歯肉炎の正しいセルフケアについてお話しします。

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■歯肉炎と歯周炎の違いって?

「歯周病」「歯肉炎」「歯周炎」「歯槽膿漏」どれも耳にしたことのあるキーワードではないでしょうか。
どれも同じようなものでしょ?と思った方、ここでしっかりその違いを整理しておきましょう。

歯周病は、その進行の程度によって歯肉炎、歯周炎とに大別されます。
歯肉炎は歯周病の初期症状で、歯茎にのみに炎症がみられます。
歯と歯茎の境目のポケットに汚れや歯石が溜まることで歯茎が炎症し、歯茎が腫れ出血しやすい状態です。

この歯肉炎が悪化・進行し、歯茎のみならず歯を支えている歯根膜や歯槽骨など、歯周組織にまで炎症が進行すると、歯周炎と呼ばれます。

歯槽膿漏はよくメディアで見聞きする言葉ですよね。
これは、歯周炎がさらに進行して歯のまわりの骨が溶け、歯周ポケットの中に膿がたまり、歯がグラグラする状態のこと。
こうなると抜歯しか治療の選択肢がなくなっている可能性が大です。

昔は歯周病のことを歯槽膿漏と呼んでいましたが、現在では歯周病と呼ぶのが一般的です。

■歯茎からの出血は、歯茎からのSOS

先ほどもお伝えしたとおり、歯茎からの出血は、歯肉炎のサインです。
今まで出血したことがなかったのに出血したという方は要注意!
歯磨きの方法を見直してみませんか?

まず、歯ブラシはどのようなものをお使いですか?
歯ブラシ選びも重要なポイントのひとつです。
歯ブラシにはやわらかめ・ふつう・かためがありますが、かためだと歯茎にダメージを与えてしまう可能性があります。やわらかめから普通のものを選びましょう。

ブラッシングの際は、ゴシゴシ力を入れるのはNGです。
歯ブラシの毛先が歯と歯茎の境目に入れるように直角に当てて、細かく振動させるようにしながら軽く・やさしくブラッシングするのがコツ。
歯を磨くというより、1本1本の歯の「歯と歯茎」の間をマッサージする感覚でブラッシングしましょう。

歯茎から血が出る部分は磨かないほうがいいのでは?と思うかもしれませんが、むしろその部分を丁寧にマッサージするようにブラッシングしてください。
出血するのは歯垢がたまって炎症しているという証しですから、その部分こそ、丁寧にブラッシングしましょう。
歯茎が引き締まってくれば出血も治まってくるはずです。

コツをつかむまでは、鏡を見ながら歯ブラシの角度に注意して丁寧にブラッシングするとよいですよ。

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■まとめ

いかがでしたか?歯肉炎は正しいセルフケアで治すことが可能です。
ただ、歯肉炎か歯周炎か自己判断では難しいものです。
歯医者さんでレントゲン写真をとり、骨の状態を確認し、歯と歯茎の境目の歯周ポケットの深さを調べる事で正しい診断が出来ます。
また、たばこを吸う方はニコチンの影響で歯茎が貧血状態になり、出血をしにくい傾向があります。
定期的に歯医者さんへ行って歯茎の状態をチェックし、プロフェッショナルケアをしてもらうことで歯周病予防にもつながります。
セルフケアに加えて、ぜひ定期的な歯科受診をするようにしましょう。

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