高血圧や高脂血症、糖尿病や喫煙などが原因で発病すると言われている心筋梗塞。
冠動脈の動脈硬化で血管が狭くなり、血流が滞ることで心臓が壊死してしまうというとても怖い病気です。
歯周病とはまったく関係のない病気のように思われますが、実は最近の研究によると歯周病の原因である歯周病菌も心筋梗塞を引き起こす因子であることが明らかになりました。
歯周病菌と心筋梗塞はどのような関係にあるのでしょうか?
歯周病菌が心筋梗塞を引き起こすメカニズムを見てみましょう。
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■歯周病と心筋梗塞の関係
- 歯磨き不足などが原因で、歯周病菌が歯周ポケットに溜まりはじめます。
- 歯周病菌が出す毒素によって歯ぐきが破壊され、歯周ポケットが徐々に深くなります。
- 深くなった歯周ポケットから出血が見られるようになり、口臭も発生するなど、歯周病の症状が現れはじめます。
- 歯周病菌の一部が、リンパ管を経て血管の中に侵入しはじめます。
- 大部分の歯周病菌は白血球に退治されますが、白血球から逃れる性質を持った一部の歯周病菌が血小板に入り込みます。
- 歯周病菌が入りこんだ血小板は異常を起こし、互いに集まって固まりやすくなります。
- 異常を起こした血小板は心臓まで流れ着き、長年の生活習慣によって動脈硬化が起こっていた場所に、血栓となって付着していきます。
- 付着した血栓が完全に血管をふさいでしまうと、心臓細胞への血流が滞り、心筋梗塞を発症することになります。
このように歯周病と心筋梗塞との関係は、歯周病菌が血管内の血小板内に入り込み、異常を起こした血小板が血栓を作ることにあります。
ちなみに、歯周病菌が血小板に入り込むことを発見したのは日本人の方だそうです。
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■心筋梗塞のリスクを減らすためにも、日ごろから歯周病予防を!
歯周病を単なる歯ぐきの炎症だと軽く見ていると、取り返しのつかないことになりかねません。
歯周ポケットの深さが5mmを超える(中程度の歯周病になる)と、歯周病菌が血管内に入り込む危険が出てくるそうです。
血管内へ歯周病菌の侵入を未然に防ぐためには、毎日しっかりと歯磨きすることが大切です。
しかし、毎日しっかりと歯磨きをしているつもりでも、歯周病を発症してしまうことがあります。
例えば、歯周ポケット内に溜まった歯周病菌をしっかりかき出せていないと、歯周病菌はどんどん増殖していってしまいます。
ですので、適切な仕方で歯磨きをすることが必要です。
また、殺菌効果が低い歯磨き粉を使用していると、歯周病菌を除去できずに歯周病になってしまう場合もありますので、殺菌効果の高い歯磨きジェルなどを使用することもおすすめします。
例えば、マスティックをはじめとする天然ハーブや生薬から抽出した成分が悪玉菌だけを殺菌してくれる歯磨きジェル『マスティック&アロマ』は、歯周病予防に効果的です。