歯茎がキレイなピンクになる!?ガムピーリングとは?

歯茎をピンク色にする、ガムピーリングという治療法をご存じですか?
歯茎がピンクだと、口元を若々しい印象にしてくれますが、黒ずんだ歯茎だと歯が白くても不健康なイメージを与えてしまいますよね。
そこで、歯のホワイトニングと同様に人気を集めているのがガムピーリングです。
今回はその方法や料金についてご紹介しましょう。

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■なぜ、歯茎が黒ずんでしまうの?

個人差はあるものの、歯茎の本来の色は薄いピンク色です。
では、なぜ紫色になったり、黒ずんだりしてしまうのでしょう?

大きく分けて以下の4つの原因が考えられます。

❶間違った歯磨き法
意外に多いのが、間違った歯磨き法による色素沈着です。
肌は、紫外線を浴びたり、ゴシゴシ強くこすったりすると、防御機能が働いてメラニン色素が作られ、シミの原因になってしまいますよね。
歯茎だって同じです。
歯ブラシで毎日ゴシゴシ強くブラッシングしていると、その強い刺激でメラニン色素が作られ、色素沈着を起こす場合があります。
歯ブラシはできるだけ柔らかいものを選び、シャカシャカと軽くマッサージするように磨きましょう。

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❷喫煙
歯茎を覆っている上皮には、皮膚のように角質層がないため、すぐ下の毛細血管を流れる血液の色が透けて見えます。
そのため、タバコのニコチンやタール、一酸化炭素などの有害物質で歯茎の血流が悪くなってしまうと、黒ずんだ血液の色が、そのまま透けて見えてしまいます。
また、タバコに含まれる有害物質から歯茎を守るためにメラニン色素が増産されても、歯茎の上皮に色素沈着がおき、黒ずんで見えます。
タバコはビタミンCを破壊するため、新陳代謝も低下します。
すると、肌細胞はもちろん、歯茎の上皮(表面の組織)の細胞が生まれ変わる周期が長くなり、できてしまったメラニン色素が沈着しやすくなります。

禁煙あるいは減喫煙を心がけましょう。

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❸歯周病
歯周病により歯茎が炎症し、血流が悪くなるとうっ血して歯茎が紫色や赤黒い色になってきます。
そのまま色素沈着を起こす場合もありますから、まずは歯周病の改善を目指しましょう。

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❹差し歯・詰め物・被せ物などの金属成分の流出
詰め物・被せ物、差し歯などの金属イオンが流出して歯茎に沈着すると、歯茎が黒ずんでしまいます(メタルタトゥー)。
歯茎全体ではなく、歯のまわりだけが部分的に黒くなっている場合は、メタルタトゥーを疑いましょう。

■ガムピーリングには、ケミカルとレーザーの2種類がある

歯医者さんで「メラニン色素の沈着による黒ずみ」と診断された場合には、ガムピーリングという方法があります。

ガムピーリングは、歯茎ピーリング、歯茎ホワイトニング、歯茎漂白とも呼ばれる治療法で、薬液やレーザーを用いて皮膚の薄皮をはがし、新しい皮膚を再生させます。

薬液を使用する方法をケミカルガムピーリング、レーザーを使用する方法をレーザーガムピーリングと呼び、痛みの度合いや歯茎再生までの期間が異なりますから、自分に合った方法を選びましょう。
歯や歯茎の状態によってはガムピーリングができない場合もありますから、まずは歯医者さんに相談してみましょう。

【ケミカルピーリング】
歯茎に薬剤を塗るだけなので、施術時間は5〜10分ほど。
表面麻酔を塗布してから行うのが一般的ですが、多少ヒリヒリする場合も。

薬剤を塗布した部分は2〜3日で脱皮のようにペロリと薄い膜がはがれ、さらに1〜2週間ほどすると、新しい歯茎上皮が再生されます。
ただし、着色の色が濃い場合には希望の色になるまで数回の施術が必要となる場合もあります。

【レーザーガムピーリング】
歯科用レーザーで、メラニン色素を除去する施術で、施術時間は30分ほど。
メラニン色素の濃い部分を選択的に除去できるので、ほとんどの場合1〜2回の施術で確実に効果を得られます。
痛みがほとんどなく、安全・確実に、少しでも早く効果を得たい場合は、ケミカルよりレーザーのほうがよいでしょう。

■料金は? 治療不可能なケースは?

どちらも自由診療のため料金にバラツキがありますが、ケミカルは上下の歯茎で1万円程度、レーザーの場合は2万円程度です。
歯周病の人、フェノールやアルコールにアレルギーがある人、詰め物・被せ物が原因で歯茎が黒ずんでいる人は適応外なので、カウンセリングでよく確認しましょう。

歯周病が原因の場合、歯石を除去し、口腔内をクリーニングするだけで改善される場合もあります。
また、差し歯や詰め物・被せ物などの金属が原因の場合は、その歯を再治療してセラミックなど非金属のものに替える必要があります。

■アフターケアも大切!

ガムピーリングをしても、その効果が永遠に続くわけではありません。
特に喫煙している人は、禁煙をしなければいずれ1年くらいで再び黒ずんでいきます。
また、不規則な生活や睡眠不足、運動不足、食生活の偏りなども、歯茎の色に大きく影響します。
生活習慣を見直して、素敵なピンクの歯茎を保ちましょう!

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