超音波歯ブラシって、本当のところどうなの?

超音波歯ブラシは何万円もするものがほとんどです。
電動歯ブラシのようにブルブル動くわけではないし、使い方は普通の歯ブラシとまったく同じ。
そのため、結局は手磨きと変わらない…という意見も。
超音波歯ブラシは、本当に効果があるのでしょうか?

<関連広告>[薬用マスティック&アロマ」が口臭・歯周病対策になる訳は?

■超音波歯ブラシって何?

世の中には様々な歯ブラシが販売されていますが、その中でもひときわ不思議な名前をしているのが超音波歯ブラシです。
見た目はほとんど電動歯ブラシと変わらない見た目をしているのですが、実はその機能に微妙な違いがあります。
超音波歯ブラシは歯を磨く先端のブラシ部分から超音波を発生させることができ、この音波を使って歯の表面を綺麗に磨くことができるのが特徴です。

超音波振動によって、細菌を破壊する=殺菌する力があるともいわれています。

■超音波歯ブラシの効果って?

超音波ブラシの一番の効果はその歯垢除去効率の良さです。
超音波ブラシは先端のブラシ部分から出る超音波で歯の表面の細菌と歯とのつながりを落とすことができます。
このため、単純な電動歯ブラシや手で持つ普通の歯ブラシでは落とすことのできない汚れを綺麗に落とすことができます。

この働きは歯茎と歯の間にいる汚れに特に差が現れるので、歯周病などの慢性的な病気の原因になる細菌を落とすためにはより効果的なのですが、これはあくまでも理論上の話。
正しいブラッシング法で磨き残しなくブラッシングしなければ、その効果を十分に得られません。

<関連広告>歯周病予防に最適!お風呂で簡単♪歯間ジェットクリーナー

■超音波歯ブラシの弱点とは?

実は超音歯ブラシにも弱点があります。
超音波歯ブラシは、毛先の周辺2〜3mmの範囲の歯垢しか除去できないといわれています。
つまり、ブラシそのものがきちんと届いていないと、意味がないのです。

そのため、歯の細かい隙間や奥歯のさらに奥側など、歯ブラシが届きにくい部分はデンタルフロスやタフトブラシなどで落とすしかありません。

磨き残しがどの部分にあるかは、歯の汚れを染め出す染め出し液を使うと明確にわかります。
歯の汚れを綺麗に染め出したあとに超音波ブラシで磨き、その後手磨きをするようにしれば、どの部分に汚れが残りやすいか理解できるでしょう。

■まとめ

超音波ブラシは、歯垢除去力は優れているけれど、超音波ブラシだけではどうしても磨き残しが出てしまいます。
ですから、超音波歯ブラシを使う場合も、デンタルフロスやタフトブラシなどとの併用が必須です。
超音波歯ブラシを使いさえすれば安心、というわけではないので、電動歯ブラシ、超音波歯ブラシ、フロスやタフトブラシなど、それぞれのメリットをよく理解して使い分けたり、併用したりしましょう。

【参照】当サイトの過去記事:本当に手磨きより効果的?失敗しない電動歯ブラシの選び方

<関連記事>歯周病予防・口臭予防の薬用マスティック&アロマの効果は?口コミ・評判は?

トップへ戻る