血糖値が気になる人は注意!歯周病だと血糖値が上がりやすい!?

血糖値が気になっている方、お口のケアはきちんとしていますか?
血糖値が高めな人は歯周病に注意しなくてはなりません。
なぜなら、歯周病と糖尿病には深い関係があり、お口の状態が非常に重要な影響を与えるからです。
今回は、お口の健康と血糖値の関係をご紹介します。

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■歯周病ってどんな病気?

食事をすると歯に汚れがつく事は皆さんご存知だと思います。
この汚れは一般的に歯垢と呼ばれています。
歯垢が溜まってきてしまうとやがて唾液の働きで石灰化してしまい、最終的に汚れがこびりついたまま離れなくなってしまいます。
このような汚れがこびりついた状態が長期にわたって続いてしまうと、歯茎が慢性的に刺激されてしまい、慢性炎症が起こってしまいます。
慢性炎症はやがて歯の骨を壊してしまったり、歯茎を壊してしまい、歯と歯茎の間のポケットから細菌が作り出した成分が全身に漏れ出していくのです。

■歯周病が全身に影響を与えてしまう

歯周病の慢性的な炎症が引き起こすのは、お口のダメージだけではありません。
炎症の原因となっている歯石の周囲にいる細菌は様々な化学物質を作り出し、お口から全身へ炎症が広がっていくことがわかっています。

この炎症を引き起こす物質が原因となって血管の病気が悪化したり、場合によっては血液中に細菌本体が入り込んでしまい菌血症という病気になると言われていて、免疫力が落ちている人は注意が必要です。
このようなトラブルは非常に厄介で、簡単に治る事がないので長期に渡ってダメージを負い続けてしまいます。

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■血糖値と炎症の深い関係

血糖値を決めるのは血液中のグルコースの分量です。
グルコースは食事から摂取するグルコース以外に体内に蓄えられたグルコースがあり、この体内に蓄えられたグルコースを放出する事が血中のグルコースが増加する要因の一つと言われています。
このような血糖値の上昇の原因の一つに、炎症による体への負荷があります。
体の内部で炎症が起こると体にダメージを負ってしまうので、体内の血糖値を上昇させ細胞の回復を高めるように作用する仕組みがあります。
このため、現在では炎症をうまくコントロールする事と血糖値をコントロールする事には深い関係があると考えられています。

また、歯周病を直したら血糖値が改善した、というケースも珍しくありません。
ヘモグロビンA1Cという血糖値のコントロールを評価するための指標の改善にも、歯周病の改善が深くかかわっています。

■まとめ

お口の問題はどうしても歯科だけの問題と考えられがちですが、全身の問題と歯科の問題を分けて考えるのは誤った考え方です。
全身の健康を保つためにも、しっかりと歯科治療を進めるように心がけましょう。

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