神経を抜いた歯は要注意!「歯根嚢胞」ってどんな状態? | オーラルケア・ラボ

神経を抜いた歯は要注意!「歯根嚢胞」ってどんな状態?

歯の根の先に膿が溜まり袋状になったものを「歯根嚢胞」と言います。
不快な痛みを伴う症状で、字を見ると大変な病気のように思うかもしれませんね。
でも、実は歯科疾患の中ではよく起こる症状です。
虫歯だけでなく、神経を抜いた歯にもよく起こるので、ぜひ知っておきましょう!

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■神経を取った歯に起こる症状

この「歯根嚢胞」は、神経を取った歯や、神経が死んだ歯に起こります。
進行した虫歯で抜髄(神経を取る)した歯は、根の内部を綺麗にする根幹治療を行い、最後に細菌の侵入を防ぐために薬を詰めてぴったりと密閉します。
しかし、細菌が残ったまま根充(フタ)をすると、そこで細菌が繁殖し、やがて根の先へ押し出されて膿の袋を作ります。
また事故などのアクシデントにより歯を折ってしまうことで神経が出てしまい、根管治療を行ったが残念ながら神経が死んでしまった場合も、そこから細菌が入り込んで根の先に膿が溜まることがあります。
これは前歯によく見られるケースです。
嚢胞部分のレントゲン写真を撮ると、根の先端部分が黒い袋状のように映り、そこが病巣ということがわかります。

歯根嚢胞の主な自覚症状は、次のとおりです。

1.鈍い痛みを感じる
食べ物を噛んだときに、膿の袋の部分が圧迫されることで、鈍い痛みとなって感じることがあります。激しい痛みというより、ズンと重いような痛みが多いです。

2.歯ぐきにニキビのようなものができる
歯ぐきに小さなニキのようなできものができることがあります。腫れや痛みを伴わない場合もありますが、根幹治療後にこの症状が出る場合は、根の中に細菌が入ったまま根充が行われた可能性があります。
つい手で潰してしまいがちになりますが、内部の病巣を治療しないと治りません。指で潰さないようにして下さい。

3.ズキズキするような痛み
常にズキズキと脈を打つような痛みが続く場合は、病巣が広がっている可能性があります。そのまま放置しておくと、感染が広がり、上の歯の場合は副鼻腔炎に、下の歯の場合は血管やリンパまで影響が及び、顎の炎症になる恐れがあります。

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■歯根嚢胞の治療法

歯根嚢胞はそのままにしておくと、どんどん悪化します
。程度が重くなければ根の再治療で症状が治まりますが、重症化すると、最悪抜歯しなければならない場合があります。
早めの対処を心がけましょう。

被せものや土台を取り除いて再根幹治療を行う
土台と被せ物を外し、細い器具を使って中の膿を出します。
その後根の中を洗浄し、必要であれば再根幹治療を行って綺麗な状態を確認し、根充を行います。
また必要であれば、抗生物質も処方される場合がありますので、担当医の指示に従ってください。

手術によって嚢胞を切除する
根の治療で改善がみられない場合は、手術で改善を計ります。
歯科用部分麻酔を使うため痛みは感じません。
デンタル写真などで病巣部位を確認し、歯ぐきを切開して病巣を取り除き、さらに根の先を数ミリ切断する処置を行います。
設備が整った歯科医院は、マイクロスコープを使ってより精密に処置を行うところもあります。その後縫合を行い、手術は終わります。

手術後は感染を防ぐため、抗生物質が処方されます。
口の中は細菌が多数存在しており、傷口から細菌感染しやすいため、処方された薬はきちんと飲み切ることと、うがい薬などを使って口の中を清潔にしておくことが大切です。

■再発を繰り返しやすく、重症化する場合は抜歯も

根の治療を行い、処置をしても再発を繰り返す場合は抜歯になることがあります。
また重症化すると、顎の骨が溶けてしまうこともあります。この場合も抜歯になり、溜まった膿の袋を取り出す処置を行います。
中には親指の先くらいの大きさまで膿の袋が大きくなった患者もいるとのことです。

■まとめ

このように、この歯根嚢胞は、根の治療を行った人に起こる症状です。
言い換えれば、神経を取るほど深い虫歯が歯根嚢胞に繋がるため、虫歯にならないようにすれば防ぐことができます。
また、アクシデントで歯を折った場合は不幸としか言いようがありません。
いずれにしても、根管治療後の歯やクラウンを被せた歯に違和感や痛みを感じるときは、すぐに歯科医院へ相談してください。

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