歯周病が原因で高血圧に!?

日本人の大半が、老化とともに高血圧を経験すると言われています。
あなたの血圧は正常値の範囲内ですか?
実は、高血圧と歯周病には深い関係があると言われています。
食事に気をつけるだけでなく、お口のケアもしっかり行いましょう!

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■高血圧はなぜ危険なの?

高血圧は心臓の左心室から全身に送りだす血液の圧力が正常よりも高くなっている病態のこと。
高血圧になってしまう原因は様々ですが、食事の偏りや運動不足による動脈硬化、加齢に伴う血管老化や腎機能の低下などが主な要因と考えられています。

高血圧になると脳の内部や肺の内部の細い血管にダメージを負ってしまい、やがて動脈にコブができてしまったり、大動脈の一部に裂け目が出来てしまう事があります。
この様に血管に高い血圧が加わり続けていると、大動脈解離や大動脈瘤破裂などの大きなトラブルになり、命の危険にもつながりかねないため十分に注意しなくてはなりません。

最近はよい薬が登場していますが、長期的な薬の使用は肝臓や腎臓にダメージを与える可能性もあり、その場合、むやみに薬を服用できなくなります。

また、高血圧の治療薬は、他の薬との飲み合わせや食事との兼ね合いなどで、薬の作用が強く出たり弱く出たりする事があります。

そのため、長期的に薬の服用を続ける上では、まめに定期検診を受けたり、食事を見直したりして、十分に注意しなければなりません。

■歯周病だと高血圧になりやすい!?

高血圧の場合、食事療法が大切なのはよく知られていますが、意外と知られていないのが歯周病との深い関係です。
歯周病が悪化すると血圧が高くなる可能性が指摘されています。
血圧を高くする一番の要素は血管の収縮ですが、実はこの血管の収縮に歯周病が関与しているのです。

歯周病が悪化すると、歯周病の原因菌が様々な毒素を作り出して放出します。
この細菌の毒素は、体のいたる部分で炎症を引き起こしてしまい、結果的に血管を収縮させたり、血管内壁の細胞にダメージを与えると可能性があります。

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■高血圧の薬で歯周病が悪化!?

逆に、高血圧の治療が引き金となって、歯周病が悪化するケースもあります。

たとえば、高血圧の薬の中には、唾液の分泌を低下させるものがあります。
唾液には口内を殺菌する作用がありますから、唾液が減ってしまうと歯周病になりやすくなります。

また、降圧薬の中には、副作用として「歯肉増殖」を起こすものがあります。
これは歯肉がモコモコと増殖して腫れてしまう症状で、発現率は10~20%ほど。
歯肉が増殖すると、歯垢がたまりやすくなり、炎症を引き起こして歯周病が発症・進行しやすくなってしまいます。

■トラブル解消には口腔ケアが大切

お口のケアは、歯や歯茎だけでなく、全身に影響します。
高血圧と歯周病の関係は、歯科医療の世界では広く知られていますが、残念ながら、歯科以外のお医者様の中には、口腔ケアの重要性をそれほど認識していない人も少なくありません。
自分の身体を守るのは、自分自身。
特に血圧が高めの方、血糖値が気になる方は、日頃からしっかりと口腔ケアをするよう心がけましょう。

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