米国の子供たちの、虫歯予防事情

日本の子供以上に甘いものを食べる機会が多い米国の子供たち。
だからというわけではありませんが、虫歯予防は日本以上にやっていると思います。
しかしそれは、全ての子供たちにあてはまるとは限りません。
「子供の歯を見るとその家の家庭事情がわかる」といいますが、米国には日本とは違い、歯の治療だけではなく医療に関して深刻な問題があるのです。
今回は、米国の子供たちの虫歯予防事情についてお話します。

<関連広告>[薬用マスティック&アロマ」が口臭・歯周病対策になる訳は?

■米国の保険事情

会社からの社会保険がない場合は、個人で健康保険に入る。
これは米国も日本も、ほとんど同じです。しかし違う点は医療保険といっても、たくさんの保険会社があること。
それを自分たちで吟味して選ばなければなりません。

また病院やクリニックによっては使えない保険もあります。
そして医療保険の中には「歯の保険」は含まれていないので、歯の保険は別で入らなければならないのです。ですから誰でも保険に入っているかといえば決してそうではありません。
それは医療費がバカ高いだけでなく、月の保険料も驚くほどの金額です。
ですから貧困層は保険に入りたくても入れないという状態の人も多くいるのです。

ただ、保険に入っていると三カ月に一回の定期検診は、全て保険でカバーしてくれるので無料です。
ですから虫歯や歯のトラブルを避けるためにも、定期検診は行く人がほとんどです。

<関連広告>日本初!虫歯菌除去用成分『BLIS M18』配合
子供用歯磨き粉【ブリアン】

■米国では子供の歯にはフッ素を塗らない!?

日本では定期検診が半年に一回、そして虫歯予防にフッ素を塗るという方法が浸透しています。
しかし米国は三カ月に一回の定期検診で、子供の歯にフッ素は塗りません。
丁寧に歯のクリーニングをし、フロスのやり方を教えて終わりです。

なぜフッ素を塗らないのか?というと、米国の水道水には手製濃度のフッ素が含まれているからです。
ですからその水でうがいをしたり、口をゆすぐことで自然と虫歯予防になるというわけです。
もちろん住む地域によっては、フッ素を含んでないエリアもありますが、最近ではもうほとんどの地域がフッ素入り水道水を使用しているといわれています。

■子供の歯並びは、ローンを利用してでも直す!

歯並びの美しさに厳しい米国では、審美歯科もたくさんあります。
だいたい13歳くらいになると、ほとんどの子供が歯の矯正をします。
歯並びが悪いと虫歯にもなりやすいのもあり、歯並びの美しさがステータスにもなります。もちろん矯正にもかなりの費用がかかるので、できない子供もいるわけです。
もともと美しい歯を持っている人はいいとして、直さずに大人になった場合、歯を見ただけでその人の家庭事情や方針が見えてくるというわけですね。
なので子供の歯の矯正に関しては、ローンをしてまでさせる親も多いです。

<関連広告>BRIAN(ブリアン)

■まとめ

米国は子供が恐がらないように、テーマパークのような工夫がされています。
そして小さいころから通うため、歯医者に行くのを恐がりません。
私たちが小さいころは「歯医者=虫歯治療=痛い」というイメージでしたが、ここでは「歯医者=楽しいところ」という感じでしょうか。
なので歯医者に行くことを拒むことがないまま習慣づけられます。
あと虫歯治療にかかった子供でも、ガス麻酔をしてから歯に部分麻酔をするので、眠っている間に治療が終わっていたということになります。
これは子供だけに限らず、部分麻酔が嫌いな大人もされるそうです。
痛みを我慢することが大嫌いな米国ならではですね。

<関連記事> 歯周病予防・口臭予防の薬用マスティック&アロマの効果は?口コミ・評判は?

トップへ戻る