歯磨きは朝

昔から歯磨きに使われてきた塩。今でも、塩入りの歯磨き粉をよくみかけますよね。
では、塩で歯磨きするとどんな効果を得られるのでしょう?
デメリットはないのでしょうか?
今回は、塩歯磨きの真実について調べてみました!

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■塩でステインを落とせる!?

歯磨きの歴史をひもとくと、塩は古代エジプトの時代から歯磨き剤の材料として使われていたようです。
日本でも、仏教の伝来とともに中国から塩による歯磨き法が伝わったと言われています。

ではなぜ、塩が歯磨き利用されてきたのでしょう?

まず一つ目は、研磨剤としての効果。
湯飲みやカップなどについた茶渋を落とすのに、塩が効果的だということをご存じですか?
塩をこすりつけて洗うと研磨剤の役割を果たしてくれ、しつこい茶渋を簡単に落とすことができます。
となると、歯に付着したステインも落とせそうな気がしますよね。

しかし、湯飲みやカップと違い、歯や歯茎はデリケートです。
塩でごしごし歯を磨いたり、歯茎をマッサージしたりすると、塩の結晶で歯や歯茎を傷つけてしまうため、とても危険。
塩を多く使い過ぎると、塩分過多になってしまう可能性もあるので、十分に注意しましょう。

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■歯周病や口臭の予防にいい?

市販の塩入り歯磨きの多くは、歯周病や口臭の予防効果をうたっていますよね。
しかし、塩には虫歯菌や歯周病菌を殺菌するほどの強力な殺菌力はありません。
塩のしょっぱさで、唾液の分泌量が増えるため、唾液による口臭予防効果は得られるかもしれませんが、これも一時的なものに過ぎません。

歯周病を予防するには、歯垢がたまりやすい歯と歯茎の間をしっかりブラッシングするのが一番。
塩で歯と歯茎が傷つくと、かえって虫歯や歯周病を招いたり、悪化させる原因になってしまいかねません。

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■塩で歯を磨くと歯茎が引き締まる?

塩歯磨きの唯一のメリットは、歯茎の引き締め効果でしょう。
実際、塩には収れん作用があるため、塩入り歯磨きで歯を磨くと歯茎が引き締まったような気がする、気持ちいい、という人もいるでしょう。
しかし、これは浸透圧によって一時的に引き締まっているだけなので、しばらくすると元に戻ってしまいます。
決して歯茎の血流がよくなったり、歯茎そのものの状態が改善されるわけではありません。

歯茎の腫れのほとんどは、歯周病菌など、お口の中の悪玉菌によるものです。
塩で歯茎が引き締まり、出血が止まったとしても、歯周病菌をやっつけない限り歯周病の進行を抑えることはできないので、その点は勘違いしないようにしましょう。

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■まとめ

結論からいって、塩で歯を磨くメリットはほとんどありません。
唯一期待できるのは歯茎を引き締める効果だけですが、これも一時的なものに過ぎません。
塩で歯や歯茎をブラッシングまたはマッサージしている人は、その点をよく理解しておきましょう。

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