「硬いものは歯にいい」は間違い!?硬いものを食べるより、咀嚼回数を増やそう!

昔からよく、「やわらかいものばかり食べていると、歯が丈夫にならない」「硬いものでもよく噛んで食べよう」などと言われますよね。
でも、硬いものを噛んで歯やアゴが丈夫になるのは、成長期の数年間のみ。
それ以降に硬いものばかり食べていると、むしろ歯やアゴのダメージを与える可能性が高いのです。
今回は、硬い食べ物とお口の健康のお話です!

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■硬いものを食べても、歯は丈夫にならない!?

現代の子供たちが好んで食べるのは、ハンバーグやラーメン、カレーライスなど、あまり噛まなくても食べられるようなものばかり。
大人も、グルメを自認する人ほど、お口の中に入れただけでほぐれるような、ジューシーでやわらかいお肉が大好きですよね。
そのせいか、現代人が1回の食事で噛む回数の平均は、約600回
ところが、弥生時代の人は4000回、鎌倉時代の人は2600回、戦前でも1400回と言われます。
こうして比べてみると、現代人の咀嚼回数がいかに少ないか、よくわかりますよね。

1回の食事で噛む回数は、1500回くらいが理想と言われています
そこで、咀嚼を促す意味で、「何でもよく噛んで食べよう」「硬いものをよく噛んで食べよう」と言われるようになったきたわけですが、そのせいで、「硬いものを食べることが、歯にいい」と思い込んでいる人も少なくないようです。

冒頭でもお話ししたように、硬いものを食べて歯やアゴが丈夫になるのは、成長期の子供だけ。
すでに歯やアゴの成長が完了した大人にとって、硬いものを食べることは、むしろ歯やアゴによけいな負担をかけ、ダメージを与えることになりかねません。
実際、硬いものを食べて、歯が欠けた、ヒビが入った、グラグラするようになった、アゴが痛くなったなどという悲劇は後をたたないのです。

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■よく噛むことと、硬いものを食べて酷使することは、別!

硬いガラスや金属も、経年疲労、経年劣化といって、長年使っているともろく弱くなって、ある日突然割れてしまうことがあります。
これと同じで、歯も毎日休まず働いているわけですから、加齢とともにもろくなっていくのは想像できますよね。

噛むことの主な健康効果は、
・唾液をたっぷり分泌させる
・脳を活性化して、認知症を予防する
・満腹中枢を刺激して、食べ過ぎを防ぐ
・表情筋を鍛えて、顔のむくみ・たるみを防ぐ
など、たくさんありますが、これらの効果を得るために、よく噛んで食べることが大切なのであって、無理に硬いものを噛む必要はまったくありません。

たとえば、歯を丈夫にしようとあえて堅焼きせんべいをバリバリ食べたり、小顔になろうとサキイカをずっと長時間噛み続けたりするのは、決してオススメできません。

また、夏は、カチ割り氷りやアイスキャンディーが美味しい季節ですが、噛んだときにガリガリ音がしたり、カリっと音がするようなものを食べるときには十分注意しましょう。

一度歯にヒビが入ったり、歯根骨折をしたりすると、虫歯が発症・悪化しやすくなり、治療を繰り返すうちに、最悪の場合は歯を失ってしまうこともあります。
歯を1本でも多く残していくため、一生自分の歯で美味しく食べるためにも、毎日頑張っている歯を酷使し過ぎないようにしたいものですね。

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■まとめ

唾液の分泌を促進したり、脳を活性化したりするために大切なのは、硬いものを噛むことではなく、何回噛むかということです。
咀嚼は、ひと口ごとに30回、1回の食事で1500回が理想だと言われています。
日本人の平均は約600回ですから、たとえやわらかい食べ物でも、今までの2〜3倍よく噛んで食べるように意識してみましょう。

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