被せ物の違和感がどうしても気になる!放置していて大丈夫?

被せ物をしている歯になんとなく違和感を覚えてしまうと、ずっと気になってしまうものです。
すごく痛いわけではないから歯医者で診てもらうほどでもないな…と思ってそのままにしていませんか?
もしかしたら知らないうちに重症化しているかもしれません。
被せ物の違和感として考えられる症状をご紹介します。

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■被せ物とは、神経を取った歯に銀歯などを被せること

被せ物とは、虫歯などで神経を取った歯の根の治療を行い、型取りをして出来上がった人工の歯のことです。
根の治療を行ったあと、コアと呼ばれる土台を立てて、その上に型取りをした被せ物を被せます。
保険適用の場合、前歯は前装冠と呼ばれる、表側が白いプラスチック、中側と裏が金属でつくられた、前歯の差し歯です。
奥の小臼歯から大臼歯まではこれまでは銀歯のみでしたが、保険制度の改定により、4番、5番と呼ばれる小臼歯に保険適用の白い被せ物を装着することができるようになりました。
大臼歯の場合、保険では銀歯となります。
自費治療の被せ物の場合はセラミックやジルコニアなど、どの部位でも白いものが選択できます。
このように、根の治療を行った歯に被せる補綴物のことを被せ物と言います。

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■被せ物の違和感で考えられる理由

被せ物の違和感には、いくつかの原因が考えられます。
できる限り早めに歯科医院へ行って治療を行わなければならないものもあります。

・二次カリエス
二次カリエスとは、虫歯治療を行った歯が被せ物や詰め物の下で再び虫歯になることを言います。
神経を取った歯は痛みなどを感じませんが、なんとなく歯が浮く感じがする、噛むと違和感を覚えるなどの症状が出てきています。
この二次カリエスは、定期検診で見つかる場合もあります。
二次カリエスは見た目ではほとんどわからないため、違和感が出たら放置しないようにして下さい。

・歯根破折
何らかの理由で歯の根が折れている場合、違和感を覚えます。
この違和感は、被せ物の下で歯の根っこが折れている「歯根破折」が可能性として考えられます。
根っこが折れていると鈍い痛みの他に膿が溜まる、歯ぐきが腫れるなどの症状が出ます。
神経を取った歯は弱くなっているため、強い力で噛んだりすることで根っこが折れるリスクが高くなります。
放置すると膿の袋が大きくなるため、違和感を覚えたら放置せず、早めに歯科医院を受診するようにしましょう。

・根尖性周囲炎
神経の治療を行った際、根の中の細菌が完全に取り除かれていないまま最終的な薬を詰めてフタをされると、根の先端に細菌が増殖して炎症を起こします。
違和感、鈍い痛み、歯ぐきの腫れなどの症状が見られはじめ、やがて膿を持ち始めます。膿の袋が根の先端に達すると、歯ぐきから出血や膿が出ます。
放置すると炎症が広がり、歯を支える骨が溶けていくことがあります。
そのままにしておかず、違和感がある場合は速やかに歯科医院へ行ってください。

・歯周病
被せ物と歯ぐきの隙間から歯周病菌が入り込むことで、違和感を覚えることがあります。
歯周病になると歯ぐきに炎症が起き、進行すると歯槽骨が吸収され始め、歯が揺れ動くといった症状が出てきます。
歯周病は被せ物の歯だけでなく、歯ぐき全体に問題を引き起こすため、悪化しないためにも放置せず、歯周病治療を行うことが必要になります。

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■被せ物に違和感を覚えたら、放置せずに歯科医院へ

被せ物をしている歯に違和感を覚えるということは、何かしら問題が起きているということです。
そのままにしておくことで症状が悪化すると、その分治療も大変になります。放置せずに速やかに歯科医院を受診するようにしましょう。

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