音のしない歯ぎしり「クレンチング」に要注意!

歯ぎしりと聞くと、夜寝ている最中に歯をこすり合わせて「ギリギリ」という音で目が覚めるというイメージがあるでしょう。
歯ぎしりは、歯と歯のこすれ合う不快な音が特徴的ですが、実は、音のしない歯ぎしりもあります。
その症状や対策についてご紹介しましょう。

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■歯ぎしりには3つのタイプがある

歯ぎしりには、実は3つのタイプがあります。
「歯ぎしりなんて、寝ている最中に音がうるさいものじゃないの」と思われるかもしれませんが、日中気づかずに行っている歯ぎしりがあるのです。
よく知られているものと併せてご紹介します。

・グライディング
最も多い歯ぎしりが、グライディングと言われる歯をこすり合わせるタイプのもので、一般的に「歯ぎしり」と聞いて想像するのがこのタイプです。
歯を前後左右にこすり合わせることでギリギリと嫌な音が立ってしまいます。
音が立つほど強い力で歯と歯を接触させているため、歯が摩耗し、欠けてしまうことがあります。

・タッピング
上の歯と下の歯をカチカチと噛み合わせるタイプの歯ぎしりです。
それほど多くは見られませんが、これも歯ぎしりの一種です。

・クレンチング
上下の歯をぎゅっと噛み締めているタイプの歯ぎしりです。
噛み締めているために音が鳴りません。
噛み締めは歯ぎしりとは違うのでは?と思うかもしれませんが、歯と歯が接触して歯が摩耗することから、グライディングタイプのように歯が欠けてしまったり、口を開けにくいなどの影響が出ます。

■歯ぎしりによる影響とは

歯ぎしりは寝ている間のクセだからと言って、そのままにしておくと歯や顎など、口周りはもちろん、体にも影響が出てしまいます。

・歯への影響
歯と歯をこすりあわせることで、歯が欠ける、擦り減ってしまうなどの症状が起きます。
また歯にヒビが入る、被せ物が外れる、噛んだ時に歯が痛む、知覚過敏になるなど、歯に様々な悪影響が及ぼされます。

・顎への影響
歯ぎしりは無意識に行っていても、実際歯ににかかる負荷はかなり大きいため、歯のみならず顎にも影響が出ます。そのため顎がカクカク鳴る、口が大きく開かない、顎が痛いといった顎関節症を引き起こしてしまう可能性があります。

・その他への影響
顔の変形、頭痛、肩こりなど、歯ぎしりが原因でこのような不快症状が起こることがあります。

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■歯ぎしりをしているかどうかの見分け方

寝ている時の歯ぎしりは、家族などに指摘されることで自分が歯ぎしりをしていることがわかりますが、音のしないクレンチングタイプの歯ぎしりなどは、自分が歯ぎしりをしているという自覚症状がありません。
自分が歯ぎしりをしているかどうかの見分け方をご紹介します。

鏡に向かって口を大きく開け、頬の内側の真ん中あたりに白い線がないかどうかを見てみます。
歯ぎしりをする人は、内頬に白い線が入っています。
また、舌の側面に白い線や凸凹が見られる場合も歯ぎしりを行っているかもしれないという目安です。
歯にも特徴が出てきます。
まず歯ぎしりの大きな特徴として、咬合面という、歯の噛む面が擦り減って平らになっています。
その他にも見たところ虫歯はなさそうなのに歯が滲みる、起きた時に歯や顎が痛むなど、音がしない歯ぎしりを行っている可能性があります。

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■なる症状がある場合は、歯科医院へ気に

歯ぎしりにはよく知られている音が鳴るタイプのものと、噛み締めによる音が鳴らないタイプのものがあることをご紹介しました。
歯ぎしりは無意識のクセによるものであり、改善するのは難しいかもしれません。
しかしそのままにしておくと歯を痛めてしまう可能性があるため、歯ぎしりを指摘された人、もしかしたら歯ぎしりをしているかもと気になる人は、一度歯科医院を受診することをお勧めします。

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