男性の場合、歯周病になりやすい職業がある!?

歯周病は成人の80%以上がかかっているという、国民病のひとつ。
しかし、最近の研究で歯周病になりやすい職業があることがわかっています。
いったいどんな職業なのでしょう?

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■男性で勤務シフトが不規則な人、残業が多い人はリスク大!

歯周病は、口内の細菌によって発症する炎症性疾患です。
生活習慣やストレスとも深い関係があるため、「もっとも身近な生活習慣病」ともいわれます。
また、以前から、職業など社会的要因との関連性も指摘されていたのですが、岡山大学と愛知学院大学との共同研究グループにより、歯周病には職業格差があることがわかってきました!

この研究は、名古屋市内における歯科検診の受診者3390人を、2001年度から2006年度までの5年間追跡調査し、職業と歯周病との関連性を調べるというもの。

その結果、女性の場合は職業によって発症リスクにほとんど差が見られないのに対し、男性は明らかな差がありました。

実は、これまでの研究でも、男性の場合は教員や技術者などの「専門的・技術的職業」には、比較的歯が健康な人が多いということがわかっていました。
そこで、「専門的・技術的職業」を1として他の職業と比較した結果、次のような結果が!

・専門的・技術的職業……1.00
・管理・役員………………1.54
・事務………………………1.74
・生産・労務………………2.52
・販売………………………2.39
・サービス…………………0.67
・運輸・通信………………2.74

歯周病を発症するリスクが一番高いのは、「運輸業・通信事業」にたずさわる男性で、なんと「専門的・技術的職業」にたずさわる人の、2.74倍。
2番目は、工場などで「生産・労務」にたずさわる人で、2.52倍。
3番目は、「販売」にたずさわる人で、2.39倍。

こうしてみると、勤務シフトが不規則だったり、残業が多かったりする職業の男性ほど、歯周病の発症リスクが高いことがわかりますね。
逆に、人と接することが多くて衛生管理が重視される介護サービスや、接客・給仕などの「サービス業」にたずさわる人は、やはりお口のケアに気を配っているためか、0.67倍とかなりリスクが低いようです。

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■お口のケアに関心が高い女性のほうが、歯周病になりにくい!?

女性の場合、職業にかかわらずお口のケアに関心が高いため、職業による差がないのではないか、と考えられています。
考えてみれば、女性が男性よりも長生きなのも、健康への関心が高いせいかもしれませんね。
また、女性のほうが男性よりも精神的ストレスに強いというのも、重要なポイントかもしれません。

お口とカラダの健康のためには、規則正しい生活、十分な睡眠と休息が重要だと言われていますが、職業によってはなかなかそうもいきませんよね。
それでも、女性のように健康やお口のケアに気を配れば、男性だって歯周病のリスクが減るのかもしれませんね。
歯周病は、正しいケアで予防できます!
「忙しくて、歯を磨くヒマがない」なんていわず、しっかりお口のケアをするように心がけましょう!

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