口や舌がピリピリ?「口腔カンジダ症」って誰でもなるの?

風邪をひいたとき、疲れているときなど、舌や口の中がピリピリと痛んだことはありませんか?
それは、もしかすると「口腔カンジダ症」かもしれません。
正しく対処するためにも、症状や原因などについて知っておきましょう。

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■1.口腔カンジダ症ってどんな病気?

私たちの口の中には、実に多くの細菌が常駐しています。
その中のひとつであるカンジダ菌はカビの一種で、40~60%という高い割合でヒトの口腔内に存在しています。
このカンジダ菌が原因で舌、上顎、内頬、唇、喉の奥などの粘膜に白いカスのようなものができる事を、口腔カンジダ症と呼んでいます。
乳幼児や高齢者に比較的多くみられます。

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■2.口腔カンジダの特徴

口腔カンジダ症が発症すると、口の中に色々な症状が出てきます。
主な症状としてピリピリとした痛み、または灼熱感を伴う痛み、口や舌の乾燥、口の中が苦い、またはしょっぱいといった味覚障害、口や舌がザラザラする、舌がむくんだような厚みを感じる、食べ物が飲み込みにくいといった嚥下障害、口臭などがあります。

また、口腔カンジダ症は、口の中が乾く口腔乾燥症、舌痛症(舌の痛み)、味覚障害の3つが互いに関与しています。

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■3.口腔カンジダ症の種類

口腔カンジダには口の中に白いカスの付着や膜ができるもの、粘膜が赤くなってしまうものがあります。
それぞれの特徴はどういったものなのでしょうか。

・偽膜性(ぎまくせい)カンジダ症
口腔カンジダ症の中で最も多いのが、この偽膜性カンジダ症です。
舌や上または下顎の粘膜、頬の内側などに白い苔のような膜ができます。
痛みはほとんどありませんが、ザラザラとしたような違和感があります。
そのままにしておくと、口の中全体に広がってしまうことがあるため、抗菌薬を服用する治療が必要です。

・萎縮性(いしゅくせい)カンジダ症
舌や内頬などの粘膜が赤くなり、ピリピリとした痛みを感じます。
また刺激により痛みが出る場合があります。
萎縮性カンジダ症になっている場合、痛みの原因に気付かず入れ歯や被せ物の調整を行ってしまうことがあります。
原因はカンジダ菌によるものであることから、補綴物の調整だけ行っても症状は改善しません。
この萎縮性カンジダ症は、入れ歯を入れている方に多く、特に上顎に症状が出やすい傾向があります。

・肥厚性(ひこうせい)カンジダ症
偽膜性カンジダ症が慢性化したもので、白い膜が厚ぼったくなります。
膜が盛り上がって見えることから、腫瘍に見えてしまうことがあるようです。

・カンジダ性口角炎
口角が切れてしまう、あるいは赤くただれる症状を一般的に口角炎と言いますが、この口角炎の原因は、カンジダ症によるものがほとんどです。
唇は外気に晒され乾燥しやすいために、カンジダ症になりやすい部位であることが大きな原因でしょう。

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■4.カンジダ症の原因は?

カンジダ症になる原因として、3つのことが考えられます。

1.抵抗力が落ちているとき
まず、体の抵抗力が落ちていることが第一の原因です。
風邪を引いているときや栄養の偏りがあるとき、またエイズに罹患している場合など免疫力が落ちていると、カンジダ症になりやすくなります。
健康なときは、カンジダ菌が口腔内に潜んでいても発症しないよう免疫力が働きますが、免疫力が落ちていると、粘膜からカンジダ菌が侵入してしまいます。

2.ドライマウス
次の原因として、唾液が減ることによる口腔内の乾燥であるドライマウスが考えられます。
唾液は口の中の細菌を洗い流すほか、粘膜を保護する大切な役目を持っています。
しかし唾液が少なくなると細菌が増殖するだけでなく、乾燥により粘膜が傷つきやすくなります。
その結果、傷ついた粘膜から入り込んだカンジダ菌により、カンジダ症が引き起こされてしまいます。

3.長期にわたる抗生物質の服用
抗生物質を長期間服用すると、口内の細菌のバランスが崩れてしまいます。
カンジダ菌に効果的な薬は抗菌薬ですが、カンジダ菌は抗生物質に反応しないという特徴があるため、カンジダ菌はなくならずに増えてしまいます。

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■5.気になる症状があるときは、早めの受診を

口腔カンジダ症は、抵抗力が弱い乳幼児や高齢者がかかりやすいと言われています。
しかし、疲れているときや病気の後などは、年代に関係なく発症することがあります。
口腔内にピリピリした痛みがあるときや、粘膜が赤くなっているなどの症状が出たときは、かかりつけの歯科医院に相談してください。

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