アゴのズレが気になる人へ!顎変性症の治療法

顎の骨の大きさや位置による異常および顔面の変形が、不正咬合など引き起こす症状を「顎変性症」と言います。
この顎変性症は歯列矯正では改善が困難で、外科手術が必要となります。
顎変性症はどのような症状なのでしょう?
またその治療法はどのように行うのでしょうか?

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■顎変性症の特徴について

顎変性症は、顎のズレやゆがみ、顔面の変形を伴う症状です。主な特徴は次のとおりです。

・顎が左右にズレている
・顎が著しく前に出ている
・顎が著しく引っ込んでいる
・上下の顎の大きさが合わない

このような特徴を伴う顎変性症は、口の中の機能そのものに大きな問題が出てきます。
顎関節症や口が開かない、噛み合わせが大きくズレてしまうなどが代表的な症状です。
原因は様々で、遺伝が最も多いと言われていますが、それ以外では片方だけで物を噛む、歯ぎしりにより同じ方向で押されることなどが挙げられます。
このようなことが原因となり顎の歪み、顔面の変形などが起きてしまうのです。
顎変性症は骨格が大部分を占めているため歯列矯正で治すことは難しく、外科手術を併用するパターンがほとんどです。

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■顎変性症の診断

顎変性症かどうかの診断は問診、レントゲン撮影、CT撮影の検査でわかります。
特に画像診断は、骨格がはっきりと写し出されるため、顎変性症かどうかの決め手になります。

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■顎変性症の治療法とは

外科手術を必要とする場合、手術の前に「術前矯正治療」という歯列矯正を行います。
これは手術後、噛み合わせの後戻りをなるべく少なくすることを目的としています。
外科手術は全身麻酔で行われ、10日ほど入院が必要となります。
顎変形症の度合いによりますが、治療期間は一般的な矯正治療よりも長い期間を要し、術前矯正、手術、その後の矯正治療を含めて3~4年ほどかかると思われます。

顎変性症の治療法は何通りかの方法があります。

・SAS治療
上顎前突出症、開口症に用いられる治療法で、顎の骨に、チタン製の小さな器具を埋めて支えとし、歯を引っ張り出して移動させる方法です。

・下顎枝失状分割法
下顎前突出症、下顎後退症、開口症に用いられ、手術により下顎全体を移動させる治療法です。
左右の頬の内側の歯ぐきを切り、エラの部分の左右の骨を切って分割します。
分割した骨のうち、歯のついた内側の骨を正しい噛み合わせの位置に移動させます。

・下顎枝垂直骨切り術
下顎前突出症、下顎左右非対称の症状に用いられます。
下顎全体を移動させ、正しい噛み合わせの位置に移動させる治療法です。

・下顎骨体切除術
下顎前突出症、開口症に用いられ、下顎の一部を切除し、骨を短くする手術です。

・下顎前歯部歯槽骨切り術
まず下顎の歯を抜歯し、スペースを作ります。
そこから下顎の歯槽骨を歯がついた状態で切り離し、下顎を後退させて正しい位置で固定します。

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■そのままにしておくと、日常生活にも大きく影響する

顎変性症は見た目だけでなく、口の機能全体に大きく関わります。
口の開け閉めだけでなく、噛み合わせが大きくズレてしまうことで正しい咀嚼ができないため、健康に対する問題も懸念材料になります。
顔も左右非対称となり、口元が歪んでしまうことにコンプレックスを感じてしまうでしょう。
そのままにしておかず、気になる方は早めに歯科医院で相談することをおすすめします。

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