有名若手女優さんも受けた、滑舌改善のための舌小帯切除手術って?

舌小帯ってご存じですか?
舌の裏にある筋のことで、舌小帯が短いと、舌の動きが制限されて滑舌が悪くなったり、歯並びに影響したりします。
最近、有名若手女優さんが舌小帯手術をした経験を告白して話題になりましたから、ご存じの方も多いかもしれません。
今回は舌小帯短縮症の症状と治療法についてご紹介します。

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■舌小帯短縮症とは?

舌を上に上げてみてください。
舌の裏側の真ん中に、舌の奧から先に向かってヒモ状のヒダがありますね。
それが、舌小帯であり、先天的に舌小帯が短いことを舌小帯短縮(症)と呼びます。

舌小帯短縮の程度は、舌の先をどれくらい上に上げられるかによって、軽度・中等度・重度に分けられます。
・軽度……口の大きさ(縦の長さ)の半分以上、舌を上げられる
・中等度…2分の1以下しか上げられない
・重度……舌が下の前歯より上がらないか、全く上げられない

また、舌を前に突き出したとき、舌先の真ん中がへこんで、2つに割れてしまうようなら、舌小帯短縮症と考えられます。

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■舌小帯短縮症の症状は?

舌小帯が短いと、舌を大きく動かすことができません。
そのため、滑舌が悪くなり、舌ったらずの話し方になります。

舌には上の歯が内側に倒れこんでしまわないよう、「裏側から押す」という役割もあるため、舌小帯が短いと、歯並びが悪くなりやすくなります。
逆に、舌の前歯を必要以上に押してしまうと、受け口になりやすくなります。

また、私たちがモノを飲み込むときは、「舌を上アゴに押し上げて飲み込む」のが普通です。
舌小帯が短いとこれがうまくできないため、硬いものや大きいものを飲み込めないといった、嚥下障害につながる可能性もあります。

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■舌小帯短縮症の治療法は?

治療法には、トレーニング(機能訓練)と手術の2つがあり、軽度の場合は、口腔筋機能療法MFT(Myofunctional therapy)と呼ばれるトレーニング療法だけで改善される場合もあります。

MFTは、咀嚼時、嚥下時、発音時、安静時の舌や唇の位置の改善、および呼吸をはじめとした口腔機能の改善効果が期待できます。
舌小帯は成長とともに変化するため、年齢によっては障害とみなされないことも多く、幼児の場合は明らかに舌小帯の異常によって哺乳や咀嚼に障害をもたらしている場合にのみ、切除手術を行います。

また、発音についても、5〜6歳を過ぎてもうまく発音できないような場合は、切除手術を行うことで改善される可能性があります。

手術は基本的には局所麻酔をして行われ、麻酔が切れればすぐに食事をすることも可能です。
ただ、手術のみでは発音や舌の運動障害が改善されにくいケースもありますから、術後のトレーニングも重要になってきます。

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■まとめ

たとえ舌小帯が人より短いとしても、全てが切除の対象になるわけではありません。
軽度なら日常生活にさほど支障はなく、舌っ足らずだとしても「個性」なのです。
しかし、舌小帯短縮症による発音障害は、軽度のことがほとんどですが、滑舌を改善したい、話しづらさを改善したいと切実に願っている方も多くおられます。
そういう場合は、ぜひ専門医に相談してみましょう。

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