八重歯は日本ではチャームポイントですが、海外ではあまり人気がありません。
また、口が閉じにくい、虫歯や歯周病になりやすいなど、デメリットもあります。
そこで、八重歯は抜歯あるいは矯正すべきなのか?その理由についてご紹介しましょう。
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■顎が小さい人は、八重歯になりやすい?
八重歯はもともと、異性を惹きつけるチャームポイントとして進化してきた、という説もあるとか。
実際、笑ったときにチラリと言える八重歯は可愛いですよね。
しかし、残念ながら八重歯にはさまざまなデメリットがあるのも事実です。
そもそも八重歯は、乳歯から永久歯に生え変わるとき、十分なスペースがなかったために歯が前に押し出されてできるもの。
犬歯以外の歯も、ずれた位置に生えてしまうことはあるのですが、犬歯は永久歯の中でも生えてくる時期が遅いため、高確率でずれた位置に生えてしまい、八重歯になってしまうというわけです。
実際、顎の骨が小さい人は八重歯になりやすいようです。
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■八重歯のデメリットは?
八重歯があるということは、歯が生えるためのスペースが小さく、歯並びが悪いということを意味します。
歯が重なり合っているわけですから、当然磨き残しが増え、口臭や虫歯・歯周病の原因になります。
八重歯があると口を閉じにくくなるため、お口の中が乾燥しやすくなり、細菌が繁殖しやすくなりますから、さらに口臭や虫歯・歯周病のリスクが高まる可能性もあるでしょう。
また、そもそも犬歯は、硬い食べ物を噛み砕くために作られた、非常に長くて太い、とても強度のある丈夫な歯です。
その犬歯がずれて生えているということは、他の歯に過度の負担がかかってしまうということ。
それが原因で、前歯や奥歯にヒビが入ったり、割れてしまう可能性もあります。
さらに、加齢とともに頬の脂肪が落ちていくと、八重歯の生え方によってほうれい線ができやすくなったり、ほうれい線が左右非対称にできてしまうこともあります。
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■八重歯の治療法は?
八重歯の治療法には、3つの選択肢があります。
1.削って目立たなくする
2.抜歯する
3.歯列矯正する
八重歯が他の歯に比べてそれほどずれて生えていない場合、つまり、歯並びがそれほど悪くない場合は、削って被せ物をするだけで目立たなくすることが可能です。
ただし、あくまでも見た目を整えるだけで、噛み合わせをよくすることは難しいと言えるでしょう。
八重歯が大きく飛び出していて、頬などに突っ張り感がある場合などは、抜歯という選択肢があります。
この方法なら、治療が短期間で済み、突っ張り感もなくなって顔のイメージを変えることができます。
ただし、先ほどもお話したように強い歯を失ってしまうため、他の歯の負担が大きくなるというデメリットがあります。
一番理想的なのは、強い歯を削らず、抜歯しない、歯列矯正による治療です。
ただし、長ければ2年近く時間がかかり、保険が効きません。
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■まとめ
八重歯は、その生え方によってデメリットの大きさや、治療法が異なります。
しかし、犬歯はお口の健康と全身の健康にとって重要な歯のひとつなので、削ったり抜歯したりせずに歯列矯正によって治療をするのが理想的と言えるでしょう。
治療期間や費用の問題もありますので、早めに歯医者さんに相談してみましょう。