加熱式タバコは歯周病を悪化させるってホント!?

副流煙やニオイなどを考慮して、加熱式タバコに切り換える人が増えています。
ところが、「加熱式タバコは歯周病を悪化させる」という気になる噂も。。。
普通の紙巻きタバコより有害物質は少ないはずなのに、いったいなぜなのでしょう?
噂の真相を探ってみました。

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■加熱式タバコは、タールが9割低減されるはずでは?

喫煙が歯周病の発症・悪化の原因になることは、よく知られています。
その主な原因は、タバコに含まれる有害物質タール・ニコチン・一酸化炭素。
この三大有害物質が、喫煙者のみならず、副流煙という形で周囲の人にも害を及ぼすのです。

しかし、加熱式タバコは紙タバコと違って、タバコを燃やすのではなく、加熱するため、煙は出ません。
代わりに、タバコ葉に含ませたグリセリン類によって蒸気を発生させ、煙の代替とする方式です。
従って、タバコを燃やすときに発生するタールの量が9割程度減り、人体への影響が低減できるのが大きなメリットとなっています。

にもかかわらず、やはり歯周病を悪化させるという噂が絶えないのはなぜなのでしょう?

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■そもそも紙巻タバコによる歯周病への悪影響とは?

まず、紙巻タバコによる歯周病への影響を見てみましょう。
紙巻タバコを吸ってタールが口の粘膜に吸収されると、唾液の分泌量が減少し、歯垢がつきやすく、細菌が繁殖しやすい口内環境になります。

また、ニコチンには血管を収縮させる作用があるため、歯茎に酸素や栄養が届きにくくなり、歯周病が進行しやすくなります。

さらに、タバコが燃焼するときに発生する一酸化炭素は、酸素を運搬する働きをするヘモグロビンと結びついてしまうため、酸欠状態を引き起こして動脈硬化を促進します。

このように、タール・ニコチン・一酸化炭素の3つの有害物質により、全身に悪影響を及ぼすばかりか、歯周病の発生・悪化が促進されてしまうのです。

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■タールが低減された結果、むしろ歯茎に痛みが発生!?

では、加熱式タバコはどうでしょう?
少なくともタールが9割低減される分、歯周病への悪影響も低減されそうな気がしますよね。
ところが、加熱式タバコに切り換えた結果、「歯茎に痛みを感じるようになった」という人が非常に増えています。

実は、タールは有害物質であることは間違いないのですが、同時に炎症を抑える作用や、抗ウイルス作用があることがわかっています。
つまり、紙巻タバコを吸っていた人は、歯周病を発症しても、自分でも気づかないうちにその症状が抑えられていたわけです。

ところが、そういう人が加熱式タバコに切り換えてタールによる炎症抑制効果が得られなくなると、それまで抑え込まれていた歯茎の腫れや痛みを感じるようになります。
これは、禁煙をした人にもよく見られる現象です。
禁煙をしたからといって、即、健康になれるわけではなく、禁断症状が出たり、歯周病が表面化したりと、喫煙していた頃のツケに苦しめられてしまう・・・だから、喫煙習慣は怖いのです。

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■まとめ

いかがですか?
加熱式タバコに換えたからといって、歯周病が悪化するということはありませんが、もともと歯周病だった人は、その症状が一気に表面化する可能性があるのは確かです。
また、加熱式タバコに換えることによってタールや一酸化炭素の害が大幅に軽減されたとしても、ゼロになるわけではありません。
また、煙が出ない分、大きく吸い込んでしまい、むしろニコチンの吸収量が高まるのでは?という指摘もあります。
たとえ加熱タバコに換えたとしても、タバコはタバコ。
くれぐれも吸い過ぎには注意しましょう。

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