歯ブラシの殺菌消毒、どうやってる?

お口の中は細菌でいっぱい。
ということは、歯ブラシも細菌だらけになります。
細菌では歯ブラシの除菌器や洗浄スプレーなども市販されていますが、乾燥や日光消毒だけではダメなのでしょうか?
そこで歯ブラシの殺菌方法について調べてみました。

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■そもそも、除菌・殺菌・滅菌・抗菌の違いを知っておこう

歯ブラシや洗浄剤などのパッケージで、よく除菌や殺菌という言葉を見かけます。
そう書いてあるだけで、なんとなく安心してしまう人も多いのでは?
では、その意味の違いをご存じですか?

・抗菌 菌の増殖を抑制すること(程度の具体的な定義はない)
・除菌 菌の数を減らすこと(程度の具体的な定義はない)
・殺菌 菌を死滅させること(程度の具体的な定義はない)
・滅菌 菌を完全に近い状態まで死滅させること(微生物の生存確立が100万分の1以下の状態にする)
・消毒 病原性のある微生物を害のない程度まで減らすこと(無害化すること)

ただし、以上の5つの中で、医学用語となっているのは、滅菌と消毒だけ。
その他は食品衛生法やJIS規格などで定義されているものの、学術的にはほとんど用いられません。
つまり、医学的には証明されていないということなのです。
抗菌、除菌、殺菌という言葉を見ると、菌をコントロールする上でとても良いもののような気がしますが、過信しないようにすべきでしょう。

また、歯ブラシに関しては、除菌スプレーやアルコールはあまり意味がないという意見もあります。
これらは菌がつくことを防ぐことはできても、すでについた菌を完璧に滅菌することはできないからです。

だとすると、歯ブラシはどのようにしてお手入れすればよいのでしょうか?

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■歯ブラシは水洗い・乾燥が基本

歯ブラシを清潔に保つには、よく水洗いし、よく乾燥するのが基本です。
細菌が歯ブラシに残っていることがあります。
使用後は水でさっと洗い流すだけでなく、指でちゃんと毛と毛の間もキレイに洗い、食べカスが残っていないか確認しましょう。
要するに、食器を洗う感覚で洗えばよいのです。

ただし、ブラッシング後の歯ブラシは、水で洗っても歯ブラシに残る細菌を100%洗い流すことはできません。
歯ブラシを濡れた状態で保管していると、歯ブラシ内で細菌が増殖したり、洗面台や浴槽、トイレなどの空気中の細菌や水質菌による汚染リスクが高まります。
そこで、乾燥させるときは、できるだけ太陽の光に当てましょう
紫外線が微生物を殺菌する効果は証明されています。
ケースでの保管もNGです。
持ち運び用なら、こまめに家でフタをあけて風通しのよいところに置き、紫外線に当てましょう。

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■歯ブラシは1カ月に1本!

きちんと洗って乾燥させていても、古い歯ブラシは、雑菌の温床になりやすくなります。

毛先が広がった歯ブラシで使用すると、歯と歯茎の間、歯と歯の間などを効果的にブラッシングすることができません。
また、歯茎を傷める原因にもなります。
そこで、歯ブラシは少なくとも1カ月に1本は換えましょう。
電動歯ブラシも同じです。
日々きちんとお手入れし、定期的に交換していれば、特別な滅菌グッズを使用しなくても清潔に保つことができるでしょう。

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