「いびきをかいてるよ」と言われたら、口臭にもご注意を!

いびきと口臭には深い関係があることをご存じですか?
いびきをかく人には口臭がある人が多いのですが、いびきを治せば口臭も一緒に改善できる可能性があります。
どちらも、自分では気づきにくく、コントロールできないと思われがちですが、そんなことはありません。
今回はいびきと口臭の関係や原因についてご紹介します。

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■いびきの原因は?

正常な呼吸は、空気が鼻から上気道を通り、気管へと入っていきます。
いびきは、何らかの原因で睡眠中に上気道が狭くなり、空気が通るときに出る振動音のこと。
疲れているときなど、体調の変化によって誰にでも起こります。

しかし、こうしたいびきは「単純性いびき」といって、一過性のものです。
飲酒をひかえたり、鼻づまりなどを解消すれば、いびきもおさまります。

やっかいなのは、習慣性のいびきです。
副鼻腔炎(蓄膿症)や睡眠時無呼吸症候群などが隠れている可能性があり、これらを治療しない限り解消されません。
特に、睡眠時無呼吸症候群は重篤な病気を合併する可能性もあるので、早急に受診する必要があります。

・単純性いびき
お酒を飲んだとき、疲れたとき、鼻がつまっているときなどに発生する一過性のいびき。
健康に大きな影響はなく、睡眠が分断されたり、無呼吸・低呼吸をともなうことはありません。
多くの場合、原因を取り除くことで解消できます。

・習慣性いびき(上気道抵抗性症候群)
習慣的にいびきをかきます。
何らかの原因で睡眠中に上気道が狭くなり、強い力で呼吸をするため、睡眠が分断されやすく、しっかり寝ているつもりでも日中に疲労感や眠気を感じます。

・睡眠時無呼吸をともなういびき
睡眠時無呼吸症候群は、習慣的ないびきをともないます。
かなりの騒音で、いびきがしばらく止まったかと思うと、「ガガッ」という音とともに再開するという強弱あるいびきのパターンを朝まで繰り返します。
放置しておくと悪化し、さまざまな生活習慣病を合併する可能性があるため、早急に適切な治療を行う必要があります。

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■いびきをかく人特有の口臭とは?

さて、いびきをかく習慣がある人は、口の中が乾燥しがちです。
そのため、細菌が繁殖しやすく、口臭の発生源となる舌苔が分厚くなりやすくなります。

また、扁桃の表面や奧に膿がたまりやすく、「膿栓(のうせん)」、別名「臭い玉」とも呼ばれる白い小さな粒がができて、これが生臭い口臭の発生源となることもあります。

そのため、「喉が臭い」と感じる人も多いのではないでしょうか?

口呼吸が習慣化している人や、いびきが習慣化している人は、副鼻腔炎やアレルギー性鼻炎などを抱えていることが多く、膿栓が慢性化しがちです。

いびきをかく人の口臭は、舌苔と膿栓の両方が発生源となっている可能性が高いと言えるでしょう。

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■いびきによる口臭を改善するには?

まずは、いびきを改善すること。
もし、副鼻腔炎や睡眠時無呼吸を伴うような場合は、その治療を優先しましょう。

今日からでも自分でできる対策法としては、以下を実践してみましょう。

・鼻呼吸を習慣化する
口呼吸は、いびきの大きな原因のひとつです。日頃から口呼吸が習慣化している人は、意識的に鼻呼吸をするようにしましょう。
・肥満を改善する
太っていると気道が圧迫されていびきをかきやすくなります。食事や運動の習慣を見直し、減量をこころけましょう。
・過度の飲酒を控える
これは簡単ですね。飲酒をしたら、いびきと口臭がついてくる、と自覚しましょう。
・寝室の湿度を保つ
室内が乾燥していると、さらに口の中が乾燥しやすくなります。
炎症をまねき、さらに気道が狭くなる可能性もあります。
加湿器などを活用しましょう。
・塩水などで「のどうがい」をする
膿栓を予防・除去するためにも、しっかりうがいをしましょう。
喉を立てて「ガラガラ」とうがいをするだけでOKです。
鼻うがいも効果的とされていますが、鼻の粘膜はデリケートで、やり方によっては逆効果になる場合もあります。
鼻うがいを行う場合は、耳鼻咽喉科などに相談しましょう。

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■まとめ

いびきも、口臭も、身体からの不調のサインです。
また、どちらも自分では自覚しにくいものです。
誰かから指摘をされたら、身体をメンテナンスするよい機会、チャンスだと考えて生活習慣を見直すとともに、いびきの背景にある病気や不調の治療を心がけましょう。

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