歯の「ホワイトニング」と「ブリーチング」は違うの?

歯医者さんで、「ブリーチング」という言葉を聞いたことはありませんか?
ブリーチ=漂白という意味で、ブリーチングは、歯を白くする施術です。
では、「ホワイトニング」と「ブリーチング」は違うのでしょうか?
最近は、歯医者さんだけでなく、サロンでもホワイトニングができますが、サロンではブリーチングはできません。
そこで、両者の違いについて、ご紹介しましょう。
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■ブリーチング=漂白は、歯科医院でしかできません

ホワイトニングとは、歯を白くすること。
本来は、歯の表面の汚れを落とす「クリーニング」も、漂白する「ブリーチング」も、大きな意味では「ホワイトニング」です。

とはいえ、クリーニングだけでは歯を真っ白にすることはできないので、一般的には、ホワイトニングというと、多くの人がブリーチングをイメージするのではないでしょうか?

クリーニングとブリーチングの最大の違いは、歯の表面を白くするか、歯の中を白くするか、ということです。
・クリーニング…「歯の表面」の清掃や、歯石・歯垢を除去する
・ブリーチング…「歯の組織内」の色素を分解し、漂白・脱色する

また、歯の漂白=ブリーチングに使う「過酸化水素」や「過酸化尿素」は、資格を持つ歯科医師や衛生士にしか取り扱うことができません。

そのため、自分の歯のもともとの色より白くしたい場合、つまり、歯の内部の漂白をしたい場合は、歯科医院で「オフィスホワイトニング」をするか、歯科医院で処方された薬剤を使用し、指導された通りに自宅で「ホームホワイトニング」を行うことになります。

一方、漂白を伴わないクリーニングは、歯科医師や衛生士でなくても行えます。
ただ、口の中を触る行為は、医師・衛生士にしか許されていません。
そこで、医師や衛生士が在籍していないサロンなどでのホワイトニングは、自分で行う「セルフ施術形式のクリーニング」ということになります。

また、ホワイトニング効果を謳った市販の歯磨き粉などを使用した歯磨きも、厳密にいえば、クリーニングなのです。
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■ブリーチングのデメリットは?

人間の歯の主体は象牙質で、象牙質はエナメル質に覆われています。
この象牙質は、もともと少しクリーム色がかった乳白色。
なので、生まれつき真っ白な歯の人はいません。

つまり、クリーニングだけでは、自分の歯の生まれつきの色に近づけるのが限界です。
歯が不自然なくらい真っ白い歯の人は、ブリーチングをしているか、歯に何らかの被せ物をしていると思って間違いないでしょう。

ブリーチングをすると、たった1回の施術でも、歯をかなり真っ白くすることができます。
しかし、ブリーチングにはデメリットもあります。

まず、費用が高いということ。
次に、施術中や施術後に、痛みを感じることがあること。
高い漂白作用を持つ過酸化水素は、歯に振動して一時的に歯の内部を脱水状態にします。
そのため、痛みを感じる場合があるのです。
また、脱水状態になった歯は、外部の成分を吸収しやすくなります。
そのため、施術直後は飲食物の色がつきやすくなります。

そこで、最近はポリリン酸を同時に使用し、痛みや施術後の着色汚れを予防するやり方が一般的です。

■「ポリリン酸ホワイトニング」とは?

ポリリン酸ホワイトニングとは、過酸化水素の歯への浸透をサポートして効率的に漂白を行うと同時に、ポリリン酸で歯に水分を与えるというホワイトニング法です。

脱水症状にならないので、痛みや施術後の色素の吸収を抑えることができるのです。
また、ポリリン酸には、歯の表面をコーティングして、細菌の付着を抑える働きもあります。

つまり、歯周病予防にもひと役かってくれるのです。

ここで注意したいのは、歯科医院と、歯科医師・衛生士のいないサロンで行うポリリン酸ホワイトニングを混同してはダメ、ということです。

先ほどお話ししたように、歯科医師や歯科衛生士がいないサロンで行えるのは、基本的には「セルフ施術形式のクリーニング」です。
ブリーチングと併用しないので、「自然な白さ」にはできても、歯を真っ白にすることはできません。
そこを、しっかり覚えておきましょう。

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■まとめ

歯科医院で行う、サロンで行う、さらに、ホワイトニング歯磨きを使う、歯のマニキュアをするなど、ホワイトニングの選択肢はかなり広がってきています。
歯をどれくらい白くしたいか、費用はどれくらいかけられるかなどによって、しっかり吟味して決めましょう。
また、強い薬剤を使用して「歯を真っ白にする」ということには、デメリットもあるのだということを、しっかり覚えておきましょう。
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