オールセラミックにした場合のメリットは?費用は?

このところ、金属の歯の詰め物・被せ物による、金属アレルギーが注目されています。
そこで、オールセラミックが理想といわれていますが、費用はどれくらいかかるのでしょう?
オールセラミックにするメリットと費用について調べてみました!
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■オールセラミックとは?

オールセラミックとは、金属は一切使用せず、セラミックだけでできた被せ物や差し歯のこと。
どこからどう見ても、ホンモノの歯と見分けがつかないくらい、自然な仕上がりになるのが特徴です。

そのため、主に目立ちやすい前歯や、笑ったときに見える部分の歯の治療によく使われます。
審美歯科治療の中でも、とりわけ「審美性」を重視したい人に最適の選択といえるでしょう。

ただし、気になるのは価格です。

どの部位の歯をオールセラミックにするかでも異なりますが、一般的な歯科医院では、1本あたり8〜20万円くらい。
数本セットにすることで割安になることが多いようですが、やはり、保険診療に比べると、かなり高めですね。

また、オールセラミックそのものだけでなく、治療費や仮歯に別途費用がかかる場合もあります。
歯の状態によっては、複雑な治療が必要になる場合もあるので、あらかじめ、歯医者さんによく聞いておいたほうがいいでしょう。
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■オールセラミックのメリット

メリット①変色・劣化しにくい
オールセラミックのメリットは、「自然な仕上がり」だけではありません。
「汚れがつきにくい」、「変色しにくい」というのも、大きなメリットのひとつです。
たとえば、銀歯はだんだん黒っぽく変色していきますし、プラスティックの場合、着色や経年劣化が目立ち始めます。
オールセラミックの場合、きちんとケアしていれば、長期間美しい状態を保つことができるでしょう。

メリット②金属アレルギーの心配なし
オールセラミックなら、金属アレルギーの人でも安心です。
金属を使用した被せ物の場合、唾液などによって腐食=酸化し、金属が少しずつ溶けていきます。
ネックレスなどのようなアクセサリーも、汗をかいて濡れなければ金属アレルギーの症状は出ませんが、お口の中は、唾液の海で常に濡れているわけですから、非常に金属アレルギーを発症しやすいのです。

また、お口の中に2種類以上の金属があると、金属の電位差によって「ガルバニー電流」と呼ばれる微細な電流が発生します。
これも、アレルギー症状の原因のひとつ。

オールセラミックなら、アレルギーの原因になることはないわけです。

メリット③歯茎が黒ずまない
銀歯などの場合、金属が溶け出して歯茎が黒ずんでしまうことがありますが、オールセラミックなら黒ずみの心配もありません。
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■オールセラミックは高すぎる!という人は…

最近では、歯科用CAD/CANシステムでセラミックのブロックを削ってつくる「セレック」を導入しているところも増えています。
経験豊富な技工士さんがつくったものより、やや審美性に欠けますが、その分、価格は40%程度安くなります。

また、金属にセラミックを焼き付けてつくる「セラミッククラウン」、レジン(プラスティック)とセラミックを混ぜた素材でつくる「ハイブリッドクラウン」など、見た目がセラミックに近いけれど、価格はかなり控えめな「セラミックっぽい、クラウン」もさまざまな種類があります。

オールセラミックではない分、見た目が劣る、着色しやすいなどのデメリットはありますが、選択肢のひとつとして覚えておきましょう。

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■まとめ

オールセラミックは、費用が高くても、美しい状態をより長く保てるため、「逆にお得」と考えることもできます。
費用とデメリット・メリットを比べて、歯医者さんに相談しながら決めましょう。
せめて前歯だけでも、オールセラミックにするというのもいいかもしれませんね。
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