高齢になるほど虫歯は危険!高齢者と虫歯の気になる関係とは?

高齢になって虫歯になると、悪化しやすいということをご存じですか?
でも、それだけではありません。
高齢になって虫歯になると、動脈硬化や糖尿病、肺炎などのリスクも高まります。
自分自身の将来のため、大切なご両親のためにも、高齢者と虫歯の関係について理解しておきましょう!
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■高齢になって虫歯になると、悪化しやすい!

虫歯は、虫歯菌が酸を出して歯を溶かし、歯に穴があいてしまう病気です。
健康な人の歯は、表面が硬いエナメル質で覆われているため、虫歯がカンタンに進行してしまうことはありません

ところが、高齢の方は、長年の咀嚼やブラッシングによって、エナメル質がすり減り、薄くなっています
通常、エナメル質は2〜3ミリの厚さがありますが、長年硬いものを噛み続けてきた結果、エナメル質がほとんどなくなっている場合も。
そのため、高齢になると歯が黄ばみやすくなってきます。

また、加齢とともに歯肉も痩せて退縮していきます。
すると、歯茎で隠れていた歯根部分が露出して、歯が長くなったように見えます。
エナメル質で覆われているのは、歯茎より上の部分、つまり歯冠部だけで、歯根部分はもともと象牙質がむきだしになっています。
そのため、歯茎が痩せて退縮するほど、歯の根元が虫歯になりやすくなります。

さらに、高齢になると、唾液の量が減少し、ドライマウスになりやすくなります
唾液には虫歯菌などの悪玉菌を殺菌し、口内を中性に保つ働きがあるのですが、ドライマウスだと口の中が酸性に傾きます。
これも、虫歯になりやすくなる一因と言えるでしょう。

虫歯を治療して、詰め物・被せ物をした歯がある人は、さらに要注意です。
もともと、詰め物や被せ物には寿命があります。
その上、歯茎が痩せてくると、歯茎の内部に雑菌が入って虫歯ができやすくなります。

見た目ではわからないのですが、ズキンと痛みが出たときには、かなり進行していて、抜歯しか選択肢がなくなることもよくあります。

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■虫歯で動脈硬化や敗血症のリスクが上がる!

歯周病が糖尿病や心臓病などの全身疾患と深い関係があるのは、よく知られていますよね。
虫歯も、全身疾患と無関係ではありません。

高齢になると、ほとんどの人が歯周病にかかり、歯周ポケットが深くなっています。
歯周ポケットの中で細菌が大増殖すると、血液と一緒に歯周病菌や虫歯菌が体内に入り、全身を巡って悪さをするようになります。
これは、「歯原性菌血症」と呼ばれ、動脈硬化の原因のひとつとしても知られています。

また、顎骨炎を招くこともあります。
顎骨炎は顎が腫れたり、倦怠感や発熱などを招きますが、悪化すると目や脳、舌下や扁桃、首、前胸部にまで炎症が波及することがあります。

この状態に気づかず放置していると、「敗血症(はいけつしょう)」を起こして、命にかかわる状態になることもあります。
特に、糖尿病などで免疫力が低下している人は悪化しやすいので、注意が必要なのです。

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■誤嚥性肺炎を招く可能性も!

高齢者の死因ナンバー1は、肺炎です。
高齢になって「ものを飲み込む力」が低下してくると、食べ物や飲み物、唾などが、食道ではなく気管に入り込む「誤嚥」を起こしやすくなります。

このとき、食べ物や唾と一緒に虫歯菌や歯周病菌が気管に入り、肺炎を起こすことを、誤嚥性肺炎と呼びます。
特に、高齢で寝たきりの人は、飲み込む力が衰えているので、十分に注意しましょう。

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■まとめ

虫歯を予防すれば、こうした全身疾患の予防にもつながります。
元気で長生きするためにも、1本でも多くの歯を残し、いつまでも美味しいものを「自分の歯で」食べられるようにするためにも、毎日の歯磨きを丁寧にしっかりしましょう。

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