八重歯=犬歯ではない!八重歯の人が気をつけるべきこととは?

歯並びの美しさがセレブのステータスとなっている欧米では、八重歯は矯正すべき存在です。
一方、日本では八重歯は愛らしい存在として親しまれていますよね。
ところが、八重歯については、いろいろと誤解があるようです。
たとえば、八重歯=犬歯だと思っていませんか?
今回は、八重歯とは何か、なぜ八重歯ができるのかについてご紹介します。
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■犬歯とは?

そもそも、歯は大きく「切歯」「臼歯」「犬歯」の3つに分けられます。

・切歯
食べ物を噛み切ったり、発音をコントロールする歯。
前歯のこと。

・臼歯
切歯が噛み切った食べ物を、すりつぶしたりして、細かくする歯。
奥歯のこと。

・犬歯
食べ物を切り裂く歯。
菱形のキバのような形。

ご覧のように、歯は生えてくる場所によって、形も役割も異なります。
中でも犬歯は歯の中でもっとも歯根が長く、強度があります。
そのため、高齢になっても犬歯は一番最後まで残りやすく歯です。
また、犬歯は顎の働きを支える役割も担っています。

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■八重歯は、顎が小さい人にできやすい!?

八重歯は、歯列からずれて重なったようにして生えた歯のこと。
主に犬歯によく起こるので、犬歯のことだと思っている人が多いのですが、犬歯で起こるとは限りません。
犬歯で起こった八重歯は、歯学の世界では、「上顎犬歯の低位唇側転位」といいます。

では、八重歯がある人、ない人では何が違うのでしょう?
実は、八重歯は顎の骨のアーチが小さい人にできやすい傾向があります。
通常、上顎の歯は、切歯→臼歯→犬歯の順番で、乳歯から永久歯に生えかわります。

犬歯は一番最後に生えてくるため、もともと顎が小さい人、顎が十分な大きさに成長しなかった人の場合、犬歯が生えるスペースが足りず、外側に押し出される形で生えてしまいます。

やわらかいものばかり食べるようになり、すっかり咀嚼回数が少なくなった現代人は、昔の人に比べて顎が小さく細くなっています。
そのため、八重歯ができやすくなったというわけです。

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■八重歯は、デメリットが多い!?

八重歯は、生え方によってはさまざまなデメリットをともないます。

たとえば、犬歯は歯の中でももっとも深く上下の歯が噛み合う部分です。
そのため、あまりにも前に押し出されて生えていると、口の開閉が難しくなるほか、噛み合わせが悪くなってしまい、うまく食べ物を噛み切れない、咀嚼がうまくできないといったトラブルのもとになります。
また、噛み合わせが悪いと、他の歯に負担がかかってしまい、知覚過敏を引き起こしてしまうこともあります。

また、歯と歯が重なっている部分は歯磨きがしにくいため、歯垢がたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高くなってしまいます。

八重歯のせいで口をスムーズに開閉できない場合、ドライマウスの原因となり、細菌が繁殖しやすい口腔環境になってしまう可能性もあります。

そこで、重度の八重歯の場合、抜歯をしたり、わずかに歯を削ってスペースをつくり、歯列矯正治療をすることもあります。

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■まとめ

日本では「可愛い」というイメージのある八重歯も、生え方によってはさまざまなデメリットをともないます。
歯が磨きにくい、ものを噛みにくいという場合は、歯医者さんに相談してみましょう。
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