歯石はなぜできる? 知っているようで知らない歯石のお話

毎日歯磨きしていても、いつのまにかたまってしまうのが、歯石というもの。
では、なぜ歯石ができるのでしょう? 歯垢と歯石は違うのでしょうか?
虫歯や歯周病を予防するためにも、今さら聞けない歯石の基礎知識を改めてまとめてみました!

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■歯石は、細菌の化石のようなもの!?

歯石は、歯の表面にくっついた歯垢が、石のように硬くなってしまったもの。
では、歯垢とは何なのでしょう?

歯垢=歯の汚れ、食べカスだと思っている人も多いのですが、歯垢と食べカスは、実は別物です。
歯垢とは、歯の表面に付着した細菌が増殖してできた、細菌の塊で、1mgの歯垢の中には、1億個もの細菌が存在すると言われています。

歯石は、細菌の塊である歯垢が、唾液に含まれるカルシウムやリン酸塩を取り込んで、石灰化してしまった状態のこと。
つまり、細菌の化石のようなものです。

歯垢は石灰化すると同時に、歯に強く結合してしまうので、歯ブラシでこすったくらいでは落とすことができません。
だからこそ、定期的に歯科衛生士さんに除去してもらう必要があるのです。

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■歯石は、なぜどんどん分厚くなるの?

歯石は、長く放置すればするほど、どんどん分厚くなっていきます。

歯石の表面には、軽石のように小さな穴が無数にあいています。
一度歯石ができてしまうと、その穴に新たな歯垢が付着しやすくなり、歯石がどんどん大きくなっていきます。
また、歯石表面の穴の中で増殖した細菌が酸や毒素を発生させ、虫歯や歯周病、口臭などを招きます。
歯石が分厚くなればなるほど、虫歯や歯周病、口臭のリスクも大きくなっていきます。

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■歯石を予防・除去するには?

歯垢は24〜48時間で完熟し、それ以上時間が経過すると、歯磨きだけでは落とせなくなってしまいます。
そこで、できるだけ歯石をつくらないようにするためいは、1日に1回はていねいにブラッシングしましょう。
夜間は唾液が減って細菌が大増殖しやすいので、夜寝る前に丁寧にブラッシングしましょう。

また、歯石は少なくとも3カ月に1回、重度の歯周病の人は1カ月に1回は、歯科衛生士さんに除去してもらいましょう。

長期間歯石を放置していると、優秀な歯科衛生士さんでも1回だけでは歯石除去できなくなってきます。
また、歯周ポケットが深くなってくると、「フラップ手術」といって歯肉にメスを入れて歯石を露出しないと歯石を取り除くことができなくなります。

特に歯周病が進むと、歯石に血液が混じってより硬く歯にへばりつくようになります。
歯周病の治療と歯石取りはワンセットと考えて、定期的にメンテナンスするようにしましょう。

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■まとめ

どんなに丁寧に歯磨きしても、完全に磨き残しを防ぐことはできません。
そのため、どんな人でも歯石はできます。
また、できてしまった歯石を長期間放置してしまうと、どんとん硬く大きくなり、歯周ポケットが深くなって、歯周病のリスクがますます高まってしまいます。
そうならないためには、少なくとも3カ月に1回は、歯科医院で歯石除去しましょう。
それ以上放置すると、1回だけは歯石を除去しきれなくなり、時間も費用もよけいにかかってしまいますので、くれぐれもご注意を。

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