歯周病や歯槽膿漏は人から人へとうつる病気なの?

歯茎が腫れた、歯茎から血や膿が出た、歯茎が下がってきて歯の根元が見え出した、歯がぐらついてきた、などの症状をもたらす歯周病ですが、この歯周病や歯槽膿漏は果たして他人にうつるのでしょうか?
気になる疑問です。

今回は歯周病や歯槽膿漏が他人にうつるのか、もしくは他人からうつされるのか。
だとすれば、どのように予防すればよいのかについてご紹介しましょう。

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■歯周病や歯槽膿漏とはどういう病気?

歯周病は歯周病菌と呼ばれる細菌が繁殖して起こる病気です。
歯周病はこの細菌によりもたらされる様々な症状を総括して呼ばれている病名です。
歯槽膿漏は歯周病が進行して膿を出すようになった症状で、重度の歯周病です。

歯周病は、進行すると顎の骨を侵してしまうので、最終的には歯が抜けてしまいます。
歯周病で恐ろしいことに、歯が抜けてしまうことにあります。
歯が抜けてしまうと食べ物を噛めないため、消化も悪くなりますし、食べれる食品が限定されると栄養も偏る可能性もあります。
こうなると徐々に健康を奪われていきますので、歯周病は歯を失う怖い病気です。

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■歯周病はうつるのか?

歯周病菌により引き起こされる感染症ですので、うつります

感染力は比較的強く、成人のほとんどが歯周病菌に感染していると言われています。
人類に最も罹患率が高い病気としてギネスブックにも登録されているほどですので、その感染力のみならずしぶとさも飛びぬけており、歯周病菌の数を低減させることができても完全に取り除くことは現在のところできていません。

歯周病菌は生まれたての赤ちゃんには存在していません。
生まれてからいずれかの時点で歯周病に感染しますが、主な感染源の一つに母子感染があります。
母親が口内に入れた食べ物を子供に与える場合などです。

また、他人のだ液を直接口内に取り込むキスなどでもうつりますし、食器などを共有してだ液に含まれた歯周病菌が他人の口内に移った場合でも感染します。
そして、感染した時点から歯周病はじわじわと進行し、年齢に伴う免疫力の低下に合わせて進行していき、一般的に40歳位から歯周病が顕在化しだします。

■歯周病になったらどうすればいい?

歯周病菌はウィルスではありませんので、抗生物質が効く場合があります。
繁殖している菌の種類が特定できれば、その菌に対する抗生物質を服用すると歯周病菌の大部分が除去できて快方に向かいます。
これは歯周病内科と言われている比較的新しい歯周病のための治療方法でお手軽です。

しかし、基本的には口内から歯周病菌を取り除いて洗浄することが大切でしょう。

歯周病菌の繁殖場所は歯垢ですが、この歯垢が固まると歯石になります。
歯垢は歯磨きで除去できますが、歯石は自分では歯磨きでは除去できません。
歯石ができた時点で、歯周病が進行している証拠となりますが、この歯石をしっかり除去し、歯の根元の方に菌が繁殖している場合は、手術などを用いて菌を掻き出します。

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■まとめ

歯周病は感染症ですから、うつります。
歯周病は歯を失う最も大きな原因ですので、ならないに越したことはありません。
歯周病にならないためにはPMTCという専門的な歯科洗浄と、毎日の丹念な歯磨きで歯周病菌を繁殖させないようにする予防歯科が重要です。

ポイントはPMTCで歯の表面にある細菌のバイオフィルムを破壊するとともに、日々の歯磨きで歯垢を除去して歯石を作らないようにすることです。
備えあれば憂いなしです。
歯周病はすでに大部分の方が感染していますので、歯周病の感染を恐れるのではなく、歯周病にならないように予防を行うことを検討したいものです。

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