歯周病は歯周病菌による感染症であると同時に、日頃の生活習慣が影響しやすい生活習慣病です。
そのため、夏バテしやすい頃になると歯周病が発生しやすくなります。
また、締め切った部屋の中でエアコンをつけっぱなしにしていると、肌だけでなくお口の中も乾燥し、細菌が繁殖しやすい状態になります。
そこで、夏の歯周病対策についてご紹介します。
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■エアコンによるお口の乾燥を防ごう!
エアコンがどうも苦手で…という人もおられるでしょうが、最近では熱中症予防の観点から、暑いのをガマンしないでエアコンを使おうと言われるようになってきました。
最近はエアコンを切るよりテレビを切った方が節電になると言われるほど、省エネ型のエアコンが増えてきました。
上手にエアコンを使いながら夏を快適に過ごしたいですね。
とはいえ、エアコンのかけすぎにも要注意です。
まず、注意したいのは乾燥です。
ドライマウスの原因の多くは、口呼吸やストレスなどと言われていますが、最近では、エアコンによる乾燥も指摘されています。
まずは、エアコンの風が直接当たらないようにすること。
よくエアコンと扇風機の併用がよいと言われていますが、扇風機の風向きには十分注意しましょう。
また、加湿というと冬のイメージですが、必要なら夏でも加湿器を活用しましょう。
もうひとつ、これはエアコンのせいではないのですが、汗も乾燥を促進する原因のひとつとなります。水分をこまめにとり、お口をうるおすとともに、全身の水分不足を補うようにしましょう。
口臭予防のため、洗口剤を活用している人も多いと思いますが、洗口剤に含まれるアルコールには脱水作用があり、お口の乾燥を招いてしまうこともあります。
洗口剤でお口の中をキレイにしたつもりが、乾燥によってかえって細菌が増殖し、口臭や歯周病の原因になっては困ります。
洗口剤の使い過ぎにも十分注意しましょう。
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■エアコン冷えにも注意!
いわゆる「冷房病」にも注意しましょう。
エアコンの冷気でカラダが冷えてしまうと、自律神経が乱れてさまざまな不調を招いてしまいます。
実は、冷えで歯茎が腫れる、痛むということは、よくあります。
これは、冷えで歯茎の末梢血管が血行不良を起こしてしまうため。
虫歯や歯周病ではなくても、歯茎の腫れや痛みを感じる可能性もあります。
血行不良で免疫力が低下すると、歯周病が増殖しやすくなるので要注意です。
通常、歯や歯茎に痛みを感じるときは、冷やすケアをするものですが、冷えによって痛みを発症しているとしたら、冷やすのは逆効果です。
単なる冷えによる痛みか、歯周病の初期で歯肉炎が進行しているのかは、自分では判断しにくいものです。気になるようなら、歯医者さんに相談してみましょう。
ともかく、エアコンで室内が冷えすぎてしまわないよう、エアコンの温度設定にも気をつかいましょう。
電車やバスに乗る時も、座る位置を考えて選ぶようにするといいでしょう。