高いだけじゃない!歯に優しい保険外治療ファイバーレジンコア(土台)のすすめ

歯医者さんで「保険外治療」と聞くと、「高額なものをすすめられる」、「それが本当にいいものなのか、必要なのかわからない」と思って、先生の話も聞き終わらないうちに「保険治療で良いです」なんて言ってしまったことのある方、多いのではないでしょうか。
しかし、保険外治療でもただただ高いだけじゃない、とても歯に優しくお勧めの治療があるのです。

大きな虫歯になると、神経を抜いて、根の治療を行い、その神経の入っていたところを補強するために、土台(コア)を入れます。
その上に、銀歯や白い歯をかぶせて歯の治療は完了となります。
保険治療ですと、その土台は、金属のもの(メタルコア)以外を選択することはできません。

しかし、保険外の治療ですと、その土台をファイバーレジンコアというものにすることが出来ます。
今回は「歯に優しい保険外治療ファイバーレジンコア(土台)」について、ご紹介します。

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■メタルコア

まず、保険治療の金属の土台(メタルコア)は天然の歯に比べて硬く、弾性に欠けます。
強く噛んだり、歯ぎしりしたりすると天然の歯は少ししなります。
しかし、金属はしなる事が出来ません。

歯の根はしなるのに、その中の土台がしならなければ、歯に負担がかかってしまい、最悪の場合、歯の根が折れてしまうといったリスクがあります。

歯が縦に折れてしまった場合、抜歯するしか道はありません。
それは絶対に避けたい事態です。
その点ファイバーレジンコアはどうでしょう。

■ファイバーレジンコア

ファイバーレジンとは、プラスティックとガラス繊維強化樹脂を調合したものです。
プラスティック単体ですと、強度に欠けますが、ガラス繊維強化樹脂を合わせることで強い強度が得られます。
そして、強いだけでなく、天然歯に近い弾性があり、力が加わった時に、歯と一緒にしなってくれます。

そのため、メタルコアに比べて、歯根の折れるリスクが軽減されます。
また、金属を含まない為に、金属アレルギーの心配がないこともファイバーレジンコアのメリットです。

また、メタルは長期間入っていると、銀イオンが溶けだし、歯茎が黒く着色します。
奥歯ですと、ほとんど見えませんが、前歯の場合目立つ事も考えられます。
その点でも、ファイバーレジンコアは歯茎が黒くなる心配はありません。

以上の点から、ファイバーレジンコアは歯に優しくとてもお勧めなものなのです。

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■金額は?

保険外の治療は、自由診療といって、それぞれの歯医者さんで治療費を決める事ができます。
なので、一律の金額は定まっていませんが、だいたい1万円から3万円程度と考えると良いでしょう。

■デメリット

しかし、デメリットもあります。

土台をファイバーレジンコアにした場合、その上にかぶせる歯も保険が適応にならず保険外のものになってしまいます。
見た目は気にしないから、金属のかぶせものの銀歯で良いわといっても、保険で入れる歯と全く同じ銀歯であるにも関わらず保険外の治療費がかかってしまうため、やはり高額となってしまいます。

しかし、白く見た目の良いものを入れたい!という場合はかなり天然の歯に近い被せものを入れる事ができます。
被せものをオールセラミックといって、金属を使わずセラミック製のものにすると、かなり透明感がでて歯科医師や歯科衛生士であっても、正面から見ると見分けの付かないほど綺麗な歯を入れる事ができます。
その時、土台がメタルですとメタルが透けて見えてしまうため、おすすめできません。

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■まとめ

歯への関心や価値観は、人それぞれです。
それでも高い!と感じる方も、それならば安い!と感じる方も両方いらっしゃるかと思います。
そして、歯の状態はひとそれぞれです。

ぜひ今回のお話を頭の隅に入れて、信頼のできる歯医者さんで説明を受けてみて下さい。
歯に優しいファイバーレジンコア、高額だからと毛嫌いせず、是非選択肢の一つに入れてみてはいかがですか?

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