口臭予防のできる漢方薬はあるの?

漢方薬を使って口臭を防ぐことができるのをご存知ですか?
最近では歯科でも、漢方薬が処方されることがあります。
とくにドライマウス、歯周病などの口内トラブルよる口臭治療のひとつとして、漢方薬を使う歯科医が増えています。

漢方薬が勧められる理由として、慢性疾患に効果が高いこと、長期間服用を続けても副作用の心配が少ないことなどがあげられます。

たとえば口臭の原因になる歯周病は、根気よく対策を続けることが症状改善のうえでは不可欠です。
同じく口臭をひきおこすドライマウスも、長期間の対策が必要な症状です。
これらが原因で口臭がおきている場合は、漢方薬を試す価値は大いにあるといえるでしょう。

一般の薬の服用を避けている妊婦でも、漢方薬なら服用することも可能です。
妊娠すると女性は口臭が強くなる傾向があります。
口臭が気になる妊婦の方は、漢方薬の服用について産科の医師と相談してみるといいでしょう。

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■漢方薬で口臭予防ができる理由

漢方薬にはさまざまな薬効があります。
口臭予防に効果が期待できる薬効は、唾液の分泌を促す、血流を促す、口内の粘膜の免疫力を強化するなどです。

口臭の原因のひとつは、口腔内での雑菌の繁殖です。
ドライマウスなどで口のなかが乾き気味の人には、唾液の分泌を促進する効果のある漢方薬を使うと口臭が軽減します。

歯周病が原因で口臭が強くなっている人は、血流を増やしやり、免疫力や体力をつけたりする作用のある漢方薬が効果的でしょう。
歯肉の血流が低下は、歯周病を悪化させる大きな原因だからです。

また歯周病菌の繁殖を抑えるためにも、口腔内の粘膜の免疫力の働きを高める作用のある漢方薬を選ぶといいでしょう。

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■歯周病による口臭を防ぐ漢方薬とは?

口のなかの乾きが原因で口臭がおきている人には、清心蓮子飲(せいしんれんしいん)が効果を発揮します。
この漢方薬は顆粒なので、服用が比較的楽です。
空腹時に白湯や水で飲むことで効果が高くなります。

歯周病の改善と口臭予防のためには、桂枝五物湯(けいしごもつとう)がよく処方されます。
この漢方薬は、歯肉の腫れ、痛み、口臭などの改善効果があります。
ただ桂枝五物湯は煎じ薬なので、飲み方には注意が必要です。

軽度の歯肉炎程度の口内トラブルであれば、葛根湯(かっこんとう)でも効果があります。
風邪薬としてよく知られている葛根湯ですが、この漢方薬には体の免疫力を高め、毒を中和する作用があるからです。歯肉炎が原因で口臭がでている人は、まずは市販の葛根湯を試してみてもいいでしょう。

■妊婦こそ漢方薬が必要?

妊婦がおこしやすい疾患のひとつに、妊娠性歯肉炎があります。
多くの妊婦におこる疾患で、これに罹ると口臭が強くなります。

妊娠性歯肉炎の大きな原因は、妊婦の体のなかのホルモンバランスの変化です。
妊娠中に増加する女性ホルモンのエストロゲンには、歯周病菌を増加させる作用があります
妊娠中の女性は、通常よりも歯周病に罹りやすくなっているといえます。

歯周病による口臭が気になる妊婦は、ふさわしい漢方薬を服用してもいいでしょう。
天然素材なので、漢方薬はほかの薬よりも安全性が高く、胎児への影響もないといわれています。

しかし漢方薬でも、すべての人に対して副作用がないわけではありません。
漢方薬の服用を考えている妊婦は、担当の産科医とよく相談して決めるようにしましょう。

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■まとめ

適切な漢方薬を服用すれば、歯周病、歯肉炎、ドライマウスなどさまざまな口内トラブルによる口臭を改善することが可能です。
天然素材から作られているので、長期間の服用や妊娠中の女性の服用でも、漢方薬は安心です。

しかし体質によって、漢方薬でも副作用がみられるケースもあります。
服用前に医師による診断を十分に受けるようにしましょう。

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