コーラを飲んだら、30分は歯を磨いてはダメ!?

歯の病気と聞くと、まず思い浮かぶのは虫歯と歯周病でしょう。
しかしこの2大症状以外にも、歯を痛める症状があるのです。
最近問題視されているその病気とは、酸で歯が溶ける「酸蝕歯(さんしょくし)」です。
そういえば、よく「コーラを飲み過ぎると歯が溶ける」などと言われますよね。
それって本当なのでしょうか?
今回は、酸蝕歯の基礎知識と予防法をご紹介します!

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■酸は歯を溶かす性質がある

飲食をすると、わたしたちの口の中は酸性に傾きます。
歯は酸により溶かされていきますが、唾液の働きにより中性に戻ります。
酸性度の高いものを摂取しても、唾液は酸を洗い流す作用があるため、それほど大きな問題にはなりません。
しかし酸性度の高い飲食物を多量、または長時間にわたり摂取し続けることで、歯が溶けていってしまうのです。
また胃液は非常に強い酸性のため、過食症などにより嘔吐を繰り返す人も、酸蝕症になる傾向があります。

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■どんなものが酸性度が強い?

私たちの生活の中にはたくさんの食べ物や飲み物があります。
数ある飲食物の中でも、特に酸性度の強い代表的ものとして挙げられるのが、コーラなどの炭酸飲料、レモン、スポーツドリンク、赤ワインなどです。他にもたくさんありますが、わかりやすいのがこのあたりでしょう。

酸性やアルカリ性の度合いを示す値としてpH(ペーハー)があります。
pH値が高いものはアルカリ性を示し、低くなるほど酸性値が高くなり、歯が溶けるリスクが強まります。
例えばミネラルウォーターのpH値は6.9~7.0、牛乳は6.8と高く、コーラのpHは2.2、レモンは2.1となっており、酸が強いものほど数値が低いことがよくわかります。
ちなみに胃液のpH値は1.0~2.0で、非常に強い酸性を示しています。

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■酸蝕症の症状とは

酸蝕症になると、まず歯の表面のエナメル質が溶けて、薄くなっていきます。
また切端(歯の先端)が磨り減ったようになり、症状が進むと内部の象牙質が見えてしまいます。
見た目の変化とともに、冷たいものがしみるなど、知覚過敏の症状が出始めます。

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■なぜ酸蝕症になるのか、虫歯とのメカニズムの違い

ではなぜ酸蝕症になるのか、同じ酸で歯が溶ける虫歯とどのように違うのか、比較してみます。

・酸蝕症
酸性度の高いものを多量または長時間摂取すると、口の中が中和されず常に酸性状態になってしまうことで歯が溶けてしまいます。
細菌による感染症ではないため、歯全体が溶けてしまいます。

・虫歯(う蝕)
虫歯は、口腔内に存在する虫歯菌により酸が作り出され、歯を溶かしていく感染症です。
同じ酸でも、虫歯菌は食べかすの中の糖分をエサにしてプラークを作り、そこから酸を放出し、歯を溶かしていきます。

虫歯は一本の歯に対し、プラークが付着した場所から歯が溶けていきます。
虫歯が進行したところのみ痛みなどの症状がピンポイントで出ますが、酸蝕症は細菌ではなく、口の中全体が酸性になるため、ほぼ全ての歯の表面が溶けていきます。

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■酸性の高い物を摂取したら、30分は歯みがきを控えましょう

普通は食後すぐに歯を磨かないといけないと言われています。
虫歯予防に対しては、食後すぐの歯みがきを行うことでプラークの元となる食べかすを取り除くことを目的としています。
虫歯リスクが高い人は、食後すぐの歯みがきは有効です。

しかし普段から酸性の飲食物を好んで摂取する人は、食後すぐの歯磨きは控えるほうが賢明です。
と言うのも、酸性のものを摂取した直後に歯みがきをすると、酸により歯の表面が柔らかくなっているところへブラッシングすることで歯が擦り減ってしまうためです。
食後30分ほどで唾液の成分により溶け出したエナメル質を修復してくれるため、食後すぐに歯を磨かないほうが良いのです。
唾液を分泌させるためには、キシリトール入りのガムをしっかり噛むこともオススメです。

なお虫歯リスクが高い人は、食後すぐの歯みがきを行ってください。
歯磨き粉は再石灰化を促すフッ素入りの物を選び、ハブラシは柔らかめのものを選ぶと良いでしょう。

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■酸性度の高いものは、摂取の仕方に注意を

酸性の高い飲み物の中でも、コーラなどはとても美味しく、つい飲みすぎてしまいがちです。
だらだら飲んでしまうと口の中がずっと酸性になってしまいます。
それだけでなく、コーラなど炭酸飲料には糖分も含まれているため、同時に虫歯リスクも高めてしまいます。
だらだらと飲み続けない、酸性の高い物を長期間摂取し続けないことが大切です。

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