アゴの骨を丈夫にし、脳を刺激する「ピエゾ電流」を知ってますか?

噛むことでなぜアゴが発達するか、ご存じですか?
実は、骨に圧力をかけることで「ピエゾ電流」と呼ばれる微弱電流が発生するからです。
今回は、この「ピエゾ電流」についてご紹介しましょう。

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■ピエゾ電流って何?

お口の中で発生する電流といえば、ガルバニック電流が有名です。
ガルバニック電流とは、お口の中に2種類以上の金属がある場合に、その電位差によって起こる電流で、銀紙を噛んだときにビリッとくるのも、ガルバニック電流。
銀歯などによる金属アレルギーの原因となり、体にさまざまな不調をもたらす困った電流です。

一方、ピエゾ電流は、体に悪いどころか、よい働きをする電流です。
発見したのは、イタリアの物理学者ピエゾ博士です。
博士は、金属板を強い力で曲げると微弱な電流が流れることを発見したのですが、その後の研究で、金属以外の物質でも、この電流が流れることがわかり、骨への影響が解明されていきました。

たとえば、歩く、走る、重いものを持つなどという行為で、骨に何らかの圧力がかかったとしましょう。
このとき、骨は「このままでは折れてしまう!何とかしてくれ!」と脳にSOSを伝える微弱電流を送ります。
これが、ピエゾ電流です。
すると、脳は「では、骨が折れないよう、そこに栄養を送るようにしよう!」と反応し、骨密度を上げようとします。
その結果、骨が強化されるというわけです。

実際、骨粗鬆症を予防しようと、いくらカルシウムを摂っても、それだけでは骨は強くなりません。
カルシウムをしっかり摂取し、なおかつ、しっかり運動して骨に圧力をかけ、ピエゾ電流を発生させないと、骨は強くならないのです。

逆に、運動不足でピエゾ電流が発生しない状態が続くと、骨密度はどんどん低下していきます。
しかし、運動を再開すれば、骨密度も再び上がっていきます。
骨を強くするには、このピエゾ電流が不可欠なのです。

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■現代人が味オンチになる理由①よく噛まないので、唾液量が少ない

よく噛んで食べれば、頭蓋骨やアゴの骨にもピエゾ電流が発生します。
微弱電流といっても、細胞レベルで考えると、この電流は数万ボルトに相当する電圧になるといわれており、この電流によって、骨を造る骨芽細胞という細胞が活発化され、骨が新生されます。
そのおかげで、成長期の子供は、しっかり噛むほどアゴの骨の成長が促進されるのです。

大人になると、もうアゴは成長しませんが、歯周病に侵襲されにくい骨を作るためにも、やはりよく噛んで食べることが大切です。

また、噛むことによってアゴで発生したピエゾ電流は、アゴ周辺の組織にも葉灸し、口のまわりの筋肉や舌などにも電流が流れ、脳にも好影響を与えるという研究報告もあります。

あまり噛まない子供は、発達障害のリスクが高まると言われていますが、これもピエゾ電流が流れないことと関係があると言われています。
よく噛んで食べるとボケ予防になると言われるのも、ピエゾ電流による脳への刺激が増えることが大きな要因のひとつと言えるでしょう。

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■まとめ

整形外科やリハビリテーションの領域でも、骨折後の骨形成を目的として、ピエゾ電流が応用されています。
大人のアゴの骨はもう成長はしませんが、歯周病に負けない丈夫な骨を作るため、ボケ予防のためにもしっかり噛んでピエゾ電流をたくさん発生させましょう。

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