疲れると歯が浮くのはなぜ?

睡眠不足のとき、疲れたときなどに歯が浮くような感じがすることはありませんか?
それは、歯を支える歯周組織からのSOSかもしれません。
また、虫歯や歯周病の症状のひとつである可能性もあります。
今回は、「歯が浮く」原因についてご紹介しましょう。

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■歯根膜が、血行障害を起こしている?

歯を樹木にたとえるなら、骨は樹木の根っこです。
歯が浮くような感じがするとしたら、歯と歯を支える歯槽骨(しそうこつ)の間をつなぐクッションのような働きをしている「歯根膜」に問題があるのかもしれません。

歯根膜は、噛むときの衝撃が、そのまま骨に伝わってしまわないよう、圧力を吸収・分散する働き
をするとともに、噛んだときの感覚や刺激を脳に伝える役割も持っています。

疲れたとき歯が浮くような感じがするのは、全身の血流が悪くなると、歯根膜も血行障害を起こしてしまうから。
また、単なる疲れではなく、歯根膜が何らかの原因でダメージを受け、「歯根膜炎」を起こしている可能性もあります。

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■歯根膜がダメージを受ける3つの原因

(1)疲れ・ストレス
もし、疲れやストレスが原因なら、血液やリンパの流れが悪くなっている可能性があります。
女性の場合、月経前後など、ホルモンバランスが崩れやすい時期にも歯が浮いたような違和感を感じることもあります。
予防するには、ともかく休養と睡眠をしっかりとること。
高すぎる枕を低くするなど、正常な寝姿勢を保てるよう寝具も工夫をしてみましょう。
また、ストレッチやウォーキングなど、全身の血行をよくする適度な運動を心がけましょう。

単純に硬いものをバリバリ食べた後や、お酒の飲み過ぎで「歯が浮く」と感じる場合もあります。
まずは考えられる原因を取り除くようにしましょう。

(2)歯ぎしり・食いしばり
もしかして、自分でも気づかないうちに歯を食いしばったり、歯ぎしりをしたりしていませんか?
過度な圧力が持続的に加わることで歯根膜にダメージを与えてしまい、歯根膜炎を起こすことがあります。
この場合、就寝時にマウスピースを着用することで軽減される可能性があります。
また、噛み合わせが悪い場合は、歯列矯正を行うことで歯ぎしりや食いしばりによるダメージが軽減されることもあります。
歯医者さんに相談してみましょう。

(3)虫歯・歯周病
疲れや風邪が原因で免疫力が低下し、口内の細菌の働きが活発になると、虫歯や歯周病が発症・悪化し、歯茎の腫れを引き起こすことがあります。
すでに歯周病がある程度進行しているせいで、歯がグラグラしている可能性もあります。

また、虫歯が神経にまで達して膿がたまっている場合や、虫歯の治療を行った後などにも、歯根膜が刺激されて歯が浮くような感じがすることがあります。
単に虫歯治療後の違和感であれば、通常は2〜3日で症状が治まるはずです。
痛みや違和感が長く続く場合、虫歯や歯周病に心当たりがある場合は一刻も早く受診しましょう。

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■まとめ

歯が浮いたような感覚があっても、「単なる疲れのせい」と放置してしまいがちです。
しかし、歯ぎしりや食いしばりが原因なら、放置しておくと歯根膜へのダメージが深刻化してしまう可能性があります。
また、疲れが発端となって虫歯や歯周病の症状が一気に現れているのだとしたら、放置しておくのは危険です。
できるだけ早く受診して原因を突き止め、適切な処置や治療を行うようにしましょう。

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