歯を失う原因トップ3のひとつ「歯根破折」は身近にある!?

歯を失う原因のトップ3は、歯周病、虫歯、そして歯根破折です。
歯根破折は、歯周病や虫歯と違い、「いつのまにか」ヒビが入って割れてしまうというのが、怖いところ。
あなたは大丈夫ですか?

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■歯周病や虫歯がなくても、歯根破折で歯を失ってしまう!

歯根破折とは、歯茎の中にある歯の根っこの部分=歯根が割れたり、欠けたりすること。

歯根破折の原因には、以下のようなものがあります。
・神経をとったり、歯を削ったりしたことによる、歯の強度の低下
・歯ぎしり、食いしばり
・硬いものを噛む
・噛み合わせの悪さ
・被せ物の劣化
・歯根と骨の癒着(歯の神経をとって長期間経過した歯に起こりやすい症状です)
・事故などによる裂傷

虫歯や歯周病のない健康な歯でも、硬いものをかんだ拍子にポキッということはあるのですが、一番多いのは、やはり神経を取り除いた歯の歯根破折です。

なぜなら、神経を取ってしまった歯は、枯れ木と同じ。
栄養が届かず、衝撃にも弱いので、いつ破折しても不思議ではありません。

また、神経がある歯なら、歯にヒビが入ったり割れたりすれば、「歯がしみる」「ズキズキする」「噛むと痛い」「歯肉が腫れる」といった自覚症状があるのですが、神経がない歯の場合、自覚症状を感じにくいため、ヒビが入っても気づかず、どんどんヒビが広がってある日突然割れてしまう可能性があります。

破折部が細菌の温床になり、歯肉が腫れたりして歯周病や虫歯を招いてしまう可能性もあるでしょう。

そもそも、歯根は歯の土台部分ですから、その土台が割れてしまうと、もろくなってしまいます。
そのため、最終的には歯を抜かなければならなくなる可能性が大。
実際、歯を失う原因の割合は、歯周病が42%、虫歯が32%、歯根破折が11%と第3位。
歯周病や虫歯のない人の中では、歯を失う原因のトップなのです。

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■歯根破折を予防するには?

ともかく、できるだけ神経を取らずにすむよう、虫歯を防ぐこと。
歯に不要な負担をかけないよう、日中の食いしばりをあればやめるよう努力すること。
夜間の歯ぎしりを指摘されたことがある人は、歯科医に相談して原因を究明し、マウスピースを装着する、歯並びを改善するなど、適切な処置をしましょう。

また、神経を取った歯がある場合は、硬いものを食べるときには要注意。
ガムも、特に歯にくっつくタイプのものは歯根によけいな負担がかかります。
しょっちゅうガムを噛んでいる人は、それも控えめにしましょう。

また、神経のない歯はヒビが入っても初期には気づきにくいので、定期健診を欠かさないようにしましょう。

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■治療法は?

歯根破折は、まず破折部の細菌などを取り除き、再感染しないよう破折部を接着剤などで密閉しくっつければ治ります。
しかし、一度ヒビが入ってしまうと、たとえ接着しても再感染しやすく、もろくなります。
そのため、悪化してしまう前に抜歯という選択をするのが一般的です。

歯を失わずにすむよう、日頃から適切なメンテナンスをするとともに、万一破折してしまった場合は、医師と相談して納得のいく治療を行いましょう。

虫歯や歯周病がないからといって、過信しないようにすることも大切です。

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