洗口剤や抗生剤の副作用!?「黒毛舌(こくもうぜつ)」に要注意!

「黒毛舌」をご存じですか?
舌の表面に色素沈着が起こり、まるで黒い毛が生えているように見える状態のこと。
とても不気味な名前ですが、実は、喫煙やコーヒーの大量摂取している人や強烈な殺菌作用のある洗口剤を使用している人などに起こりやすい症状です。
今回は、この「黒毛舌」の原因や予防法についてご紹介しましょう。

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■黒毛舌の症状は?

舌の表面はザラザラしていますね。
これは、舌乳頭と呼ばれる小さな突起が舌の表面に密集しているから。
黒毛舌は、口の中でカンジダ菌というカビ菌が繁殖し、この舌乳頭の上に蓄積されて起こると考えられています。
発症すると、単に舌が黒あるいは茶褐色に変色するだけでなく、なんと、舌乳頭が通常の15倍くらいに伸びて見えることもあるとか!
そのため、黒い毛が生えたように見えるのです。

舌は白っぽい舌苔で覆われているため、白っぽい色が混ざることもあり、発見が遅れてしまうことも!

黒毛舌の自覚症状には、黒く変色するほか、舌表面の違和感、味覚障害などがあります。
また、カンジダ菌は、代謝物として硫黄化合物を排出するため、温泉のようなニオイの独特の口臭が発生する場合も!
ぜひ一度、自分の舌をよく観察してみましょう。

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■黒下舌の原因は?

・体調不良
カンジダ菌は、ごくありふれた菌で、お口の中にいてもふだんはおとなしくしています。
ところが、体調がすぐれないとき突如として繁殖してしまい、黒毛舌になることがあります。

・抗生物質の服用
抗生物質やステロイド剤を長期間、あるいは継続的に使用していると、黒毛舌になることがあります。
通常、抗生物質を服用すると、その薬に対する抵抗力がない細菌は減少していきます。
ところが、カンジダ菌は抗生物質に対する耐性が強いため、抗生物質を服用すると口腔内の細菌バランスが変わってしまい、カンジダ菌が大繁殖しやすくなります。

・うがい薬・洗口剤の使用
殺菌作用の強いうがい薬や洗口剤を使い続けると、口腔内の細菌バランスが変わってしまい、カンジダ菌が繁殖してしまう可能性があります。

歯周病や口臭を予防するため、洗口剤を使用している人も多いと思いますが、もし、舌が黒っぽくなってきたら、使用を控えて様子をみましょう。

・タバコの吸い過ぎ
喫煙は黒毛舌のリスクをぐんと高める要因です。
これは、長年の喫煙でニコチンが舌や歯茎に付着してしまうのが原因。
もし、喫煙が原因だとしたら、ニコチンが体から抜けてしまうまで黒毛舌は改善されない可能性があります。
禁煙したからといって、すぐに黒毛舌が解消するわけではないので、できるだけ早く禁煙するようおすすめします。

・ドライマウス
唾液量が減少し、お口の中が乾いていると、カンジダ菌が大増殖することがあります。
これは、唾液による自浄作用が低下してしまうため。
ドライマウスは虫歯や歯周病の原因にもなりますから、こまめにお口をうるおすようにしましょう。

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■まとめ

いかがですか?
黒毛舌そのものは、健康に障害をもたらすようなものではありません。
舌ブラシなどでキレイに清掃し、こまめに水分補給をしていれば改善されます。
しかし、見た目がよくない上、口臭も気になります。
また、カンジダ菌が繁殖するような口腔環境では歯周病菌も大増殖しやすいと言えます。
黒毛舌の原因は意外と身近なところにあります。
体調不良のサインと考えて、舌だけでなく全身の体調管理もしっかり行いながら、予防・改善していきましょう。

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