インプラントは基本的には1本30〜40万円くらい。
基本的に保険がきかないため、何本かインプラントにしようと思うとかなり大きな額になってしまいます。
最近はインプラントの治療費を保証する保険プランもあるとか。
少しでも小さな負担でインプラントをする方法はないのでしょうか?
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■基本的には、保険は適用されないけれど。。。
健康保険が適用されるのは、健康を維持するための最低限の治療のみ。
インプラント治療の場合、審美目的が含まれるため、最低限の治療とはいえず、基本的には健康保険の対象外です。
つまり、全額負担となるわけですね。
では、一般的な医療保険でフォローしてもらえないのでしょうか?
実は、平成24年3月までは、インプラント治療は厚生労働大臣によって認められた「先進医療」でした。
そのため、医療保険で「特約」を締結すれば、先進医療給付金の支払い対象だったのです。
ところが、平成24年4月の法改正にともない、国が定めたある条件を満たした場合のみ、保険適用されるようになりました。
これにともない、民間保険会社でもインプラントを先進医療から削除しました。
先進医療給付金の対象外となってしまったわけです。
健康保険が適用されず、先進医療給付金も受けられないとなると、やはり全額負担しかないのでしょうか?
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■健康保険に適用される条件
先ほどお話ししたように、ある条件を満たせば、健康保険が適用されます。
少し難しいので要約すると…
「病気や怪我などで、広範囲にわたって顎骨を失ってしまった場合」です。
治療を受ける病院も、「ベッド数20以上を完備し、当直体制がととのっている大学病院」でなければなりません。
少なくとも、歯周病や虫歯で歯を欠損した人が、街の病院で保険適用のインプラント治療を受けるのは不可能ですね。
最近では、自由診療の歯科治療費用をカバーする保険プランも!
インプラントが先進医療特約からはずされて、ガッカリしている人もいるでしょうが、その代わりに、非常に少ないのですが、自由診療の費用を補償する保険プランも登場しているのです。
確認できた限りでは、アメリカンエキスプレスなど、外資系の損害保険会社が提供しているケースがほとんど。
やはり、日本のような健康保険制度を持たない国のほうが、歯の保険に対して柔軟なのかもしれませんね。
保険料は年齢などの条件や選ぶプランにによって異なるものの、毎月2000〜5000円くらい。
かなり充実したプランでも、30代なら毎月2000円くらいの保険料で加入できます。
詰め物やかぶせ物、ブリッジ、インプラントも補償されるという、かなりうれしいプランなのですが、問題は、今現在治療中、あるいは完治していない歯がある場合は、加入できないということ。
ただ、いずれのプランもインプラント1本あたり10万円を限度に補償してくれるので、今現在は必要ないけれど、いずれインプラントにしたいと考えている人にとっては、かなりお得なプランと言えるでしょう。
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■インプラントは医療控除の対象!
今現在治療中で、保険に加入できなくても、「医療費控除」を受けるという方法があります。
インプラントは、たとえ審美目的であっても医療費控除の対象になっているので、ぜひ覚えておきましょう。
医療費控除は1年間に10万円以上の医療費を支払った場合に、納めた税金の一部が変換される制度です。
インプラント治療費をローンで分割払いにした場合でも、医療費控除は受けられます。
領収書は必ず保管しておくようにしましょう。
返還金額は、所得によって異なり、所得の多い人ほど返還される金額は大きくなります。
日本人の平均年収で概算すると、だいたい1〜3割は戻ってくると考えていいでしょう。
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■まとめ
現時点では、インプラントは基本的に全額負担。
少しでも安くインプラントにしたい場合、インターネットで安い病院を探すというのもひとつの手です。
しかし、インプラントは入れた後も定期的な検診が不可欠なので、費用以上に重要なのは、ずっと付き合っていける信頼できる医師を見つけることかもしれません。
そこのところも十分考慮の上、民間の保険や医療費控除もうまく活用して賢く計画的にインプラント治療を検討していきたいものですね。