夜になると歯が痛くなる「夜間就寝時痛」って何?

昼間は痛くないのに、夜寝ている時に歯が痛くなることがあります。
場合によっては、夜も眠れないほど激しい痛みに襲われることがあります。
なぜ夜になると歯が痛くなるのでしょうか。
その理由と原因、対処法をご紹介します。

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■夜に起こる歯痛「夜間就寝時痛」

就寝時中に起こる歯の痛みを「夜間就寝時痛」と呼んでいますが、読んで字の如く、夜寝ている時に襲われる歯の痛みです。
起きている時は痛みを感じないのに、夜寝ている時だけ起こるこの痛みはかなりのもので、ズキズキと脈を打つような激しい痛みのために寝ることもできない場合もあるようです。

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■なぜ夜になると歯が痛むの?

夜になって歯が痛くなるのは、その姿勢に理由があります。
寝るときは当然、横になった姿勢で眠ります。立っているときと比べ、体を横たえると頭部への血流が増加し、血管が拡張します。
歯に何らかの異常がある場合、頭部への血流が増加する姿勢、つまり横になると神経を圧迫し、痛みとなって現れるのです。

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■夜間就寝時痛になる原因とは

夜間就寝時痛に襲われるということは、歯に何らかの異常が起きていることを意味します。
そしてそれは歯の根の先端に膿が溜まる「根尖病巣」が原因です。

・虫歯治療を行った歯が細菌感染する
最も多い原因は、虫歯治療を行って神経を抜いた歯が再び虫歯になり、細菌が根の先まで侵入してそこに膿を持つことです。
過去に虫歯になり、神経を抜いた歯は痛みを感じません。
そのため治療済みの歯が再び虫歯になっても、痛みを感じないまま虫歯が進行し、細菌が根の先まで到着してしまいます。
歯の神経は抜いていても、歯ぐきには神経があるため、根の先が炎症を起こして膿を持って根尖周囲が炎症を起こすと、歯が痛いように思えるのです。

・虫歯が進行し、神経にまで達している
夜中に虫歯の痛みで起きてしまう場合、虫歯が神経にまで達している「歯髄炎」を起こしている状態と考えられます。
先に述べたように、寝ている姿勢は頭部への血流を増加させるため、虫歯の痛みがより強まります。
ただし神経のある歯が虫歯になるため、昼間でも痛みを感じることがあります。

・歯ぎしりによる咬合性外傷
寝ている時に歯ぎしりをする癖がある方は、歯ぎしりの負荷のために歯ぐきの炎症を起こすことがあります。
歯ぎしりが原因の場合、細菌感染による炎症ではなく、「咬合性外傷」と呼ばれています。
物理的なことが原因であっても炎症を起こしていることで、痛みとなって出てくることがあります。
歯ぎしりの場合の対処法は、就寝中にマウスピースを装着することで改善を試みます。

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■夜間就寝時痛の対処法

夜中に歯が痛くて眠れなくなっても、歯科医院は時間外で診てもらうことはまずできません。
とりあえず痛みを緩和するために痛み止めを服用し、痛い部分を冷やします。
ただし氷を口の中に含むなど、直接患部を冷やすとますます痛みが強く感じるので、頬の上から冷やすようにしましょう。

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■早めに歯科医院を受診しましょう

根尖病巣による痛みは細菌感染が原因のため、歯科医院にて適切な処置を受けなければいけません。
根の中を洗浄し消毒をする感染根管処置をはじめ、膿が溜まり歯ぐきが腫れている場合は、歯ぐきを切開して膿を出す処置が行われます。
虫歯による歯髄炎の場合は、神経を取り除き、細菌を取り除く根管治療を行って根の中を綺麗にします。
夜になると歯が痛いのは異常のサインです。
ひどくならないうちに早めに歯科医院を受診しましょう。

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