何故?若い女性に舌ガンが増えている!?

口腔内のガンのひとつである「舌ガン」。
この舌ガンが若い女性に増えていると言われています。
舌ガンの原因や症状、そしてなぜ若い女性に舌ガンが増えているのかをお話しします。

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■若年化する口腔ガン

ガンは中高年が発症しやすいと思われがちですが、若い年代でも色々な部位において発症する確率は決して低くありません。
ガンになる要因は様々で、遺伝的な要因が大きいだけでなく食生活や生活習慣などが原因とも言われ、これといった明確な原因は不明と考えてもよいでしょう。
若くして胃ガンや白血病に罹患することも珍しくありません。

そんな中、口の中のガンになる人が増え、特に舌のガンである「舌ガン」になる若い人が増えているという報告があります。
口の中にできるガンには舌ガンのほかに歯肉ガンや口底ガン、頬粘膜ガンなどがあり、これらを総じて口腔ガンと言います。
口腔ガンは全身のガンの5%未満で、舌ガンは口腔ガンの約60%という高い割合を占める口の中のガンの代表とも言えます。

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■中高年の男性に多いと言われてきた口腔ガンだが・・・

舌ガンを含む口腔ガンや咽頭ガンは、喫煙率が高く、アルコール摂取量が多い上、生活習慣がよくない中高年の男性に多いと言われてきました。
ところが近年では男女比3:2という比率で女性の口腔ガンの罹患率が高まっていると報告されています(日本癌治療学会ガイドラインより)。

そして注目すべき点として、若い女性の口腔ガンが増えていると指摘されています。
10代という若い年代でも舌ガンをはじめとする口腔ガンになる人が増え、16歳の女子高生に舌ガンが見つかったという報告もあります。
このことからわかるのは、これまで中高年以降に発症していた口腔ガンが若年化し、舌ガンなどの口腔ガンは年代を問わず発症すると可能性があるということです。
若い女性のガンというと、乳ガンや子宮頚ガンなどがよく言われますが、この報告から舌ガンも若い女性が罹患する可能性のあるガンだと言えるかもしれません。

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■舌ガンなど口腔ガンになる理由とは

ではなぜ舌ガンなどの口腔ガンが若い人に増えているのでしょうか。
その原因や理由は実はまだ明らかになっていません。
ガンは家系などによる遺伝的要素が強いと言われていますが、口腔ガンは遺伝的要素ではないと考えられているようです。
後天的かつ慢性的な物理要因による刺激を受けて発症するのではないかと言われています。
考えられる要因としては
1.放置した虫歯のとがった部分が舌や内頬の粘膜に当たる
2.合わない入れ歯によるびらんやただれ

また舌ガンの特長については
1.舌がただれる、出血するなど見た目がぐちゃぐちゃとして汚い感じがする
2.コリコリとしたしこりを感じ、中が硬い。時に痛みを感じることもある
3.舌を動かすと引きつれ感をおぼえ、話しにくい感じがする

このような症状がある場合、早急に歯科医院を受診する必要があります。
ガンは数週間であっという間に大きくなり、そのまま放置するとリンパ節に転移し、腫れなどを引き起こします。
さらにガンが進行すると肺など他臓器へ転移し、全身に影響を及ぼしてしまう恐れがあります。

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■目で確認できる口腔内のガン

他の臓器と比べ、舌ガンなどは自分で確認することで異常を発見することができます。
口内炎がなかなか治らない、見た目がおかしい、しこりがあり大きくなってきたなど、自分の目で確認することが可能なため、異常を感じたらすぐに歯科医院を受診しましょう。

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