魚を食べたとき、歯茎やのどに小骨が刺さってしまったことはありませんか?
なかなか取れないと、そのまま放置してもいいのか不安になってしまいますよね。
そんなときどうすればいいのか、対処法についてご紹介します!
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■歯茎に刺さったとき・・・
歯茎は、魚の骨だけでなく、硬くて細いお菓子の破片や、歯ブラシの毛先などが抜けて刺さってしまうことも珍しくありません。
健康な歯茎で、しかも傷が浅ければ、舌で触っているうちに自然に抜けていきます。
しかし、深くまで入り込んでしまったり、周辺の歯の凹凸が邪魔をして舌が届かなかったりすると、そのままずっと取れないということもあるかもしれません。
実際、歯医者さんでもさまざまな道具を駆使しないと取れないくらい、深くまで入り込んでしまうケースもまれにあります。
放置しておくと、そこから細菌が入り込んで歯茎が腫れてしまうことがあります。
あまり心配する必要はありませんが、歯ブラシや歯間ブラシ、フロスなどでも取れないときは、自分で無理に取ろうとすると歯茎を傷つけてしまう可能性もあります。
どうしても取れないときは、歯医者さんに取ってもらいましょう。
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■のどに刺さったとき・・・・
「のどに骨が刺さった」と受診したものの、実際にはのどの粘膜が傷ついて違和感を感じていただけで、実は骨が刺さっていなかった、すでに取れていたということはよくあります。
なので、まずは、大きく口をあけて家族やまわりの人にのどを見てもらいましょう。
ひとり暮らしの人は、ライトで照らして鏡で見てみましょう。
こうして確かに刺さっていることを確認した上で、うがいなどをしてみましょう。
一番よくないのは、刺さっているかどうかも、刺さっている位置もわからないのに、ピンセットなどで手探りして粘膜を傷つけてしまうことです。
また、自分でピンセットで取ろうとすると、骨が奧に入ってしまう可能性もあるのであまりオススメできません。
また、昔からよく知られている「ご飯をまる飲みする」という方法は、のどの手前のほうに小骨が刺さっている場合には有効なこともありますが、奧の方に刺さっている場合は、かえって深く刺さってしまったりして、逆効果の場合もあります。
最悪の場合、細菌感染を起こしたり、化膿して手術をしなければならなくなるケースもあるので、これもあまりオススメできません。
お酢やお酒を飲む、大根おろしを食べるといった方法も、都市伝説のようなもので、こうした方法は全く効果がありません。
うがいでは取れず、2日くらいたっても違和感があるようなら、受診しましょう。
ただし、痛みや出血がある場合は、即、受診してください。
夜中であれば救急外来、昼間なら、耳鼻咽喉科に行きましょう。
大きい病院なら、のどの奥のほうに刺さった骨も、ファイバースコープなどで簡単に見つけて除去することができます。
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■まとめ
のどに刺さったときは、慌てずにまわりの人に見てもらったり、鏡で見たりして、本当に刺さっているのか、どこに刺さっているのかを確認するようにしましょう。
うがいをしても、2日くらいしても取れないようなら、自分で取ろうと無理をせず受診するほうが安全です。
いずれにしても小骨が刺さっても大事になる可能性はかなり低いと言えます。
過剰に心配せず、冷静に対応しましょう。