お口の衰え「オーラルフレイル」って何? どうなるの?

老化を防ぐために、食事や運動に気をつけている方、お口の老化予防もちゃんと考えていますか?
最近、お口の衰え「オーラルフレイル」が、全身の老化の入り口として注目されるようになってきました。
そこで今回は、オーラルフレイルの兆候や予防策についてご紹介します。

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■オーラルフレイルになると、どうなる?

「フレイル」という言葉を聞いたことはありませんか?
フレイルとは、加齢とともに身体機能や認知機能が低下して、虚弱となった状態のこと。
以下のような評価基準があるようです。
・体重減少(6カ月で2〜3キロ以上体重が減少した)
・疲労感(わけもなく疲れたような感じがする)
・身体活動の低下(軽い運動・体操、定期的な運動・スポーツをしていない)
・握力低下(男性26kg未満、女性18kg未満)
・歩行速度の低下(歩行速度が男女とも1m/秒未満)

いわば、健常な状態と要介護状態の中間の「移行状態」のことで、「適切な対応によって健常化する可能性がある状態」とも言われます。

つまり、心身がフレイル状態になっても、あきらめずに努力すれば元に戻れる。
だから、あきらめずに努力して、若々しい心身を取り戻そう!ということで、最近しきりとフレイルという言葉が使われているのです。

一方、オーラルフレイルとは、お口のフレイルのこと。
体が加齢とともにじわじわと衰えていくように、口腔機能もじわじわ衰えていきます。

口腔機能といってもさまざまですが、たとえば、噛む力、食べ物を飲み込む力、滑舌なども加齢とともに衰えていきます。
その兆候としては、
・食べこぼしが増える
・ささいなことでむせる
・硬い食べ物を避けるようになる
・口の中が乾燥する
など。

こうして口腔機能が衰えていくと、
・食欲低下
・低栄養
・代謝低下
・認知機能の低下
などにつながり、さらに、意欲が低下して、全身のフレイルにもつながっていきます。

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■オーラルフレイルになると、全身の筋肉量の低下にもつながる!

たとえ、オーラルフレイルになったからといって、即、命にかかわるようなことはありません。
せいぜい「お茶や汁物でむせることがある」「たくあんのような硬いのものが噛めない」「滑舌が悪くなる」といった程度で、それほど困るほどことはないかもしれません。

しかし、噛む、飲み込む、話す、といった口腔機能は筋肉によって維持されています。
筋肉は、使わなければ衰えていきます。
そのため、噛めないから、飲み込むのが大変だから、滑舌が悪くなってきたから、といってそのままにしておくと、やがてもっと口腔機能が低下していきます。

すると、肉類を避けるようになってたんぱく質量が不足し、さらに全身の筋肉量も減少していきます。
そのため、オーラルフレイルを放置していると、全身の筋力低下につながり、体のフレイルにつながっていくわけです。

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■オーラルフレイルを防ぐには?

では、オーラルフレイルを防ぐにはどうしたらいいのでしょう?
(1)よく噛んで、よく食べ、低栄養を防ぐ。
(2)歯ごたえのある食材を意識して食事に取り入れる
(3)かかりつけの歯医者に定期的にチェックしてもらう。
(4)継続的に運動をしたり、こまめに体を動かして筋力を保つ
(5)ひとりで食事をする回数を減らす。

(5)だけは、なぜ?と思う人もいるでしょう。
実は、1日1回以上誰かと食事すると、フレイル予防になるという調査結果が出ているのです。
誰かと一緒に食べることで、食欲や意欲も増しますよね。
また、社会交流をすることで、「いつまでも元気でいたい」「このまま衰えていきたくない」という気持ちも強くなっていくのではないでしょうか?

さて、あなたはオーラルフレイルへの道を突き進んでいませんか?
体だけでなくお口の健康も意識して、長い人生を元気に楽しみたいものですね。

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