白い虫歯、「ホワイトスポット」をご存じですか?

歯の表面に白い斑点のようなものができていませんか?
それは、「ホワイトスポット」と呼ばれるもので、初期虫歯の可能性もあります。
ホワイトスポットは、放置してもよい場合と、放置すると虫歯になってしまう場合があります。
今回は、ホワイトスポットができる原因や、治療法についてご紹介します。

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■ホワイトスポットの原因は、主に3つ

1.初期虫歯
虫歯は、虫歯菌が出す酸によって歯が溶けて穴があいてしまう病気です。
穴があくまえのごく初期の段階では、エナメル質の成分であるリンやカルシウムが溶け出し(脱灰)て、そこだけ透明感が失われ、白く見えることがあります。

歯は、もともと食事をするたびに脱灰と再石灰化を繰り返しています。
そのため、まだ穴があいておらず、エナメル質が溶けてやわらかくなっているだけなら、自然に修復されていく可能性もあります。

ただし、再石灰化するとき、食べ物の色素が取り込まれてしまうと、白い斑点が茶色いシミのようになってしまうこともあります。

また、再石灰化がうまくいかず、ホワイトスポットの状態が長期的に続くと、そのまま虫歯の穴があいてしまうこともあります。

2.エナメル質形成不全
乳歯から永久歯に生え変わる前の段階で、何らかの原因によりエナメル質が完全にできず、そのまま永久歯が完成してしまうと、ホワイトスポットができる場合があります。

エナメル質が完全ではないということは、虫歯になりやすいということ。
また、色素が沈着して茶色いシミになってしまう可能性もあります。

3.フッ素症
歯の形成期に高濃度のフッ素を過剰に摂取すると、フッ素症(斑状歯)という病気になることがあります。
そのため、WHOでも、高濃度なフッ素を配合した歯磨きは、12歳以下の子供には控えるよう提言しています。
フッ素症は、永久歯が完全に完成した後に高濃度のフッ素を摂取しても、フッ素症になることはありません。
大人の歯に突然ホワイトスポットができたとしたら、初期虫歯の可能性が高いといえるでしょう。

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■ホワイトスポットを治療するには?

初期虫歯であれば、丁寧なオーラルケアで自己修復を待つという方法もあります。
しかし、なかなか自己修復されない場合、虫歯が進行してしまった場合は、削る治療をするしかありません。

また、エナメル質形成不全や、フッ素症の場合、即、虫歯になるわけではありません。
ただし、審美性を重視するのであれば、やはり削ってラミネートベニアを貼る方法が手っ取り早い解決策です。
ただ、削ると歯は弱くなってしまいますから、歯医者さんとよく相談して自分にとっての最善策を選択するようにしましょう。

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■初期虫歯によるホワイトスポットを予防するには?

通常の虫歯予防と同じく、毎日のブラッシングがとても大切です。
また、ホワイトスポットは、エナメル質が酸によって溶け、やわらかくなるのが原因ですから、お口の中を長時間酸性に傾けないように注意しましょう。

ともかく、食事や間食をダラダラと長時間しないこと。
間食を減らすだけでも、唾液によって口内環境を中和し、歯を再石灰化するための時間を確保できます。

また、フッ素配合の歯磨きを使うのも効果的です。
歯は、食事のたびに脱灰と再石灰化を繰り返しています。
通常は、脱灰によって歯から溶け出したカルシウムイオンやリン酸イオンは、再石灰化によって再び歯に取り戻されます。
このとき、フッ素イオンもいっしょに歯に取り込むことができれば、歯質はフルオロアパタイトという硬く強い結晶構造を作り、酸によって溶かされにくい歯質になります。

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■まとめ

初期虫歯が原因のホワイトスポットは、誰でもなる可能性があります。
ホワイトスポットができるのを防ぐためにも、虫歯が進行するのを防ぐためにも、日頃からしっかりとブラッシングをしましょう。
また、フッ素配合歯磨きを利用するなどして、酸に負けにくい丈夫な歯を維持するよう心がけましょう。

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