歯列矯正で口臭がなくなりました<体験談>

私は、社会人になってから、思い切って歯列矯正を受けました。

むかし、歯並びがガタガタだった頃は、どうしても磨き残しができるらしく、歯医者さんに行く度に「歯石がたまっていますよ」とか「こことここ、歯周病ですね」などと言われていました。
その頃は自分ではわからなかったけれど、きっと口臭もあったと思います。歯周病があれば当然、匂うはずですから。
でも、あまり歯と歯茎の健康に関してきちんと考えなかったし、対策もしていませんでした。

その後、歯周病対策とは関係なく、美容の面で悩んだ末、ある歯医者さんで歯列矯正を受けることにしました。
そこがたまたま、予防歯科に力を入れている歯医者さんで、きちんと歯と歯茎についての知識を教えてくれました。
矯正治療中というのは、どうしても装置のせいで磨き残しが多くなるので、虫歯にならないよう、注意が必要なのです。
歯と歯茎のこと、歯槽骨のこと、正しい磨き方、食習慣、フッ素のことなど、詳しく教えてもらいました。
最初は「面倒くさいな〜」と感じたのですが、通い続けるうちに信頼できるようになり、自分自身の口腔衛生への意識が、大きく変わっていきました。
これは良い経験でした。

周りには、まだ30代や40代なのに「奥歯が自然に抜けちゃった」と言ってブリッジを使っている人もいます。
歯周病がそんなになるまで放置するなんて….。
きちんとケアすれば、高齢になっても自分の歯で食べられるかもしれないのに。

今では矯正のおかげで歯並びがきれいになり、歯磨きも楽しくなりました。
歯間ブラシやフロスも使うので、歯周病を指摘されることもなくなりました。
よく、口臭予防のガムやタブレットのCMを見かけますが、ああいうものは、唾液が出ることでほんの一瞬ごまかせるだけだと思います。
口臭対策には、しっかり歯間までケアして、歯周病をなくすことが大切だと思います。
歯列矯正は高いけれど、もしずっと自分の歯を保てるとしたら、そんなにもったいない出費ではないと思います。
10代のお子さんをもつ親御さんには、ぜひお子さんに歯列矯正を受けさせてあげることをおすすめしたいです。

若いうちから歯と歯茎についての意識を高めることが、一生の財産になると思います。

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